2022年版・猫との生活の必需品

猫が何でも食べるのは異食症・ウールサッキングかも!実際に改善できた対策法とは

猫 なんでも食べる 異食症 ウールサッキング

こんにちは。ゆきちです。

うちには、現在生後6か月(推定)のオスにゃん(新入り)がいます。

ゆきち
今年の6月に、外で1人取り残されてミーミー鳴いているところを保護しました。

うずら
ぼく、うずら。新入り猫だよ、よろしくね!

とっても可愛くて、毎日癒されていますが、2つ困る点がありまして・・・

1つが、噛み癖がひどいこと。そしてその強さが尋常じゃなく強いこと。

我が家のまりもちゃん(♂)がうずちゃんの子守り担当(強制的に)ですが、噛む力が痛いようで、本気で「シャーッ!!」と威嚇して怒っています(^^;

人間に対しても、ことあるごとに噛みつき、しかもとても痛い・・・(小さく鋭い歯なので鋭利に刺さる!)

この噛み癖については、遂に克服できたので、また別の記事でご紹介したいと思います^^

うちの先住猫(ロシアンブルー)の噛み癖克服法も記事にしています。

2つめが、なんでも口に入れてしまうこと。

ゆきち
これは本当に手を焼いています・・・

ロシアンブルーのるんちゃん(先住猫)は、自分のフード以外は何も食べないので(というか選り好みし過ぎて困るくらい)全然悩んだことも考えたこともなかったので、途方に暮れました・・・

そこで、「なぜ食べ物以外のものを口にしてしまうのか」そして「なんでも食べてしまうことへの対策法や治療法」はどんなことなのかを調べて実践してみましたので、ご紹介しようと思います!

ゆきち
同じような猫の行動や性質に悩まされている方のためになれると嬉しいです!

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何でも口に入れる・噛んで食べてしまう猫は異食症の疑いが

調べてみて初めて知った言葉、「異食症」「ウールサッキング」・・・ご存じですか?

読んで字のごとく、フード以外の食べられないものでも、何でも口に入れて食べてしまうことを「異食症」と言うのだそうです。

ゆきち
人間においても異食症というものは存在しており、土を食べたり、壁や紙を食べたりします。ストレスや栄養不足が原因だったり、妊婦さんに見られたりすることもあるのだとか。

そういえば、昔仰天ニュースっていう番組で、黒板のチョークを食べるのをやめられないって人が出ていた気が・・・

猫にもこの異食症という症状は見られ、以下のようなものを口に入れたり食べてしまったりする場合は、異食症かもしれません。

  • スーパーのビニール袋やビニールひも
  • 布(毛布やタオル、クッションなど)
  • 羊毛や羽毛などの動物の毛(ぬいぐるみ・セーター・マフラーなど)
  • 糸等の繊維類(麻・綿・絹など)
  • 紙(新聞紙など)
  • ダンボール
  • テープ
  • 発泡スチロール
  • ゴム製品
  • 猫砂
  • ティッシュペーパー
  • その他おもちゃ
  • 化粧品
  • マット・カーペット などなど…

うちのうずちゃんは、ビニール紐以外は食べた or 口に入れた経験ありですね・・・

このうち、布やその他毛類に対する異食症に関して、「ウールサッキング(ウール(羊毛)+サッキング(サックはしゃぶるという意)」と呼びます。

(「ウール吸い」「ウール噛み (wool chewing)」とも呼ぶそう。段ボールその他に関しても、ウールサッキングと呼ぶとされるとの説もありました)

口に入れたり食べるだけではなく、ものを噛んだり、吸ったり、噛みちぎったりすることもそれに該当するそうです。

ウールサッキングや異食症の最も困る点であり恐ろしい点は、もし、食べたものが胃や腸に詰まってしまった場合、それを取り出す大掛かりな手術が必要となりますし、発見が遅れると、腸が壊死したり、死んでしまったりすることだってあることです。

この異食症を発症するに至る色々な原因は考えられていますが、実は明確な理由や具体的な治療法は、未だ判明していないのだそうです。

ゆきち
え!!!じゃあ、うずの行動は直せないままなの・・・!?

と絶望しましたが、考えられる原因を調べて、1つずつ潰していくしかないなと覚悟を決めました。

うちの猫が口に入れてきた様々なものたち

うちのうずらちゃんが、今まで一体何を食べてきたのかも参考までに、ご紹介しようと思います。

きっと、同じ症状や行為で悩んでいる方は、「それそれ、わかる~!」となって頂けるかと。笑

まず、他の猫のフードを食べることはいわずもがな。(これも先住猫るんちゃんはまったくやらない)

それから・・・

  • 猫砂
  • タオル
  • ダンボール
  • ケージの金網や扉、クリップ
  • 結束バンド
  • トイレシート
  • 靴紐
  • シーツや布団カバー等の布類
  • ティッシュ
  • 透明のビニールシート
  • クッションや猫用ベッド
  • 新聞紙
  • サランラップ

などなど・・・とにかく目についた面白そうなものはとりあえずまず口に入れてみるスタンス(爆

トイレ後に床にちょっと散らばってしまった砂を、「仲間とはぐれたの?可哀想に・・・」と言わんばかりにみんなまとめてお口にINしようとします。

ゆきち
体に安全な木製の砂に替えておいてよかったですよ・・・固まる系の砂だったら死んでしまうところです。

それから、タオルを噛みちぎって、ボロボロに。

せっかくのサンローランのバスタオルが、なんということでしょう、あっけなく糸くずのかたまりに(笑)

それから、保護したての頃に、ダンボールを仮の住まいとしていましたが、そのダンボールをかじかじ。

生後2,3か月ほどになってからは、お手製のケージ(100均の金網を組み立てて作ったもの)に入れていたのですが、そのケージの金網をかじかじ。
扉をとめているクリップもかじかじ。網を束ねていた結束バンドもついでにかじかじ。

ケージの下に敷いていた、ジョイントマットまでお任せあれ。

ゆきち
後日、便と一緒に凝縮されたジョイントマットの欠片が出てきた時は戦慄でしたね。

ケージの外に出してみたなら、先住猫のトイレシートの端をかじる、靴紐をかじる、シーツをかじる、ティッシュをかじる・・・

ケージの周りにかぶせていた、透明のシートも見事にかじられ、10㎝ほどの大きな穴が開いていることを翌朝発見したことも・・・

実はこのあと、そのシートの破片を飲み込んでしまった疑惑が浮上し、てんやわんやしました。

後日、嘔吐物の中からくしゃくしゃに丸まった破片が出てきました・・・

猫用のベッドやクッション、毛布ですら噛みちぎって食べてしまうので、そろそろ寒くなってきたこの季節ですら、ケージに何も入れてあげられず。

これはさすがにまずい、と思い、真剣に調べてみるに至ったのです。



異食症・ウールサッキングを引き起こす原因・理由

原因とされていることを、片っ端から色々なサイトを調べてまとめてみました。

(20サイトくらい見て回ったのでほぼ網羅できているかな?)

  • 幼いころに母猫から離れて育った
  • 空腹である・食事が気に入らない
  • 飼い主の気を引こうとしている
  • 不安を感じる・ストレス
  • 猫種による遺伝(シャム猫やビルマ猫などの東洋系の猫種・オリエンタルタイプに多い)
  • 羊毛や洋服のにおいに触発される
  • 消化器不良、繊維質の欠乏・ミネラル不足
  • 歯の生え代わりで歯がかゆい
  • 寄生虫や病気の影響
  • 遊びの延長

最も有力な説の候補は、離乳前から人間に育てられた猫や、幼いうちに親と離れてしまった猫(幼児期強制離乳)によくみられる行為であるという説です。

早い段階で親と離れてしまったことで愛情不足(もっと母親に甘えたかった)や、寂しさ・ストレスを感じてしまうことで、ある程度成長してからも、母親に甘えるという行為の類似行為(布にしゃぶりついたり、かみついたり)が残ってしまうと考えられています。

猫は哺乳類なので、ミルクを飲んで成長します。

そのため、口に入ってきたものを強く吸って飲み込むという反射があります。

猫は、生後2か月頃から離乳が始まるのですが、母猫からミルクをもらっていない猫は、この反射が長く残ることになり、布を吸ったり口に入れたりしてしまうと感がられています。

人間の場合も、口寂しいと、飲酒や過食、喫煙をしたり、爪を噛んだりするという問題につながることもありますからね。

また、猫は好き嫌いが多いため、現在食べているフードが好きではないという場合や、食事の量が少なくて、空腹を感じている場合に、それを紛らわせるためにその行動をとっているとも考えられています。

退屈なときや、飼い主にかまって欲しいとき、日々の生活におけるストレスや欲求不満を抱いているときにもウールサッキングの行為を見ることが出来ます。

こうした生活や身の回りの環境、メンタル的な問題だけではなく、寄生虫がいたり(栄養不足になる)猫白血病ウイルスや猫エイズなどの病気に感染したりしている場合にも、食べ物ではないものを食べてしまうことがあるそうです。

ゆきち
野良猫の保護したての子猫の場合は、一度検便による寄生虫検査と、血液検査を受けることをおすすめします。

そうした病気以外にも、内臓疾患による場合もあります。

他には、遺伝的要素も考えられており、猫の種類で、シャム猫やビルマ猫などの東洋系の猫(オリエンタル種)にウールサッキングがよく見られるそうです。

その他にも、コーニッシュレックス、バリニーズ(シャムの長毛種)、バーミーズ、バーマン、オリエンタルなども布を食べる行為がよく見られる猫の種類だそうです。

シャム猫はこんな猫ちゃん↓

猫 ウールサッキング 異食症 対策法

それから、においに誘発されて起こしている行動だとも指摘されています。

「ウールサッキング」の語源にもなっている「羊毛」の根元に付着している油分(ウールオイル)を生成したものはラノリンと呼ばれますが、猫はこのラノリンに反応してウールサッキングが引き起こされているとも考えられています。

これだけではなく、よく飼い主さんの着ていたTシャツやセーター等の衣服を食べてしまうという猫ちゃんがいますが、これは、人間のわきからでる汗の匂いに反応していることから起こっている現象です。(わきの汗のにおいはラノリンに似ているのだそう)

飼い主が着ていたシャツなどを好んで噛んだり、シャツの上で寝たりしているのは、それが原因でしょうね。

他には、紐や紙などで遊んでいる際に、それをたまたま口に入れてみたら、その食感が気に入ってしまって異食症に移行してしまうケースもあるそうです。

以上の通り、異食症の主な原因とされているものは、「精神的な面」「疾患等の病気的な面」「栄養不足や食べ物による面」「遺伝による面」「においによる誘引や成長過程に起こる体のしくみによる面」「猫の性質の面」といった具合にカテゴライズすることができますね。

異食症(ウールサッキング)の対策法・治療法

異食症・ウールサッキングは、主に子猫の時期によく見られ、それ以後は見られなくなることが多いとされています。

色々な意見がありましたが、だいたい0~1歳の猫によく見られ、2~3歳頃までの間に自然と症状がおさまるとの主張が多かったです。

ですので、これらの行為が子猫のうちに見られている場合は、もう少し様子を見てあげると、治ってくる可能性もあります。

とはいえ、大きくなってもそのまま症状がみられることもありますし、成長してからそのような行動がみられるようになることもあるそうで、個体差ありということですね。

実際、うちのるんちゃんは、1度だけ人間の食べ物を食べてしまった経験がありますが、大きくなってから一切そういった行為は見られません。

しかし、まりもちゃんは4歳半になった今でも、何でも口に入れて食べてしまうため、要注意人物(猫)です。

それから、先ほども少しお話しましたが、確実な治療法等はまだ明らかにされていないそうです。

猫の研究って意外に進んでいないんですよね。

ただ、実際に飼い主側で行える対策法はいくつもありますので、それをまずご紹介し、我が家の猫に実際に効果のあった方法をご紹介していきたいと思います。

ゆきち
こちらもいろんな情報をかきあつめて、まとめてみましたので、参考にされてください!

 

猫の異食症・ウールサッキングの対策法

  • 猫と一緒に遊んであげる時間を増やしたり、猫が甘えられる時間を作ったりする
  • 生活環境を整えて、ストレスを与えないようにする(フェリウェイも効果的)
  • 食事をしっかりと与える(量や回数を増やす)
  • 食事の種類を変えてみる(高繊維のフードがおすすめ)
  • 猫草を設置する
  • 他の噛む対象となるおもちゃを与える
  • 不安などを取り除いたり、精神の緊張を和らげるような薬を処方してもらう
  • 噛み付いたり口にしたりしがちなものに嫌な味や臭いをつける(霧吹きで顔に水をかけるなど)
  • 猫がかみつけるおもちゃを与えてあげる

ゆきち
先ほど、異食症(ウールサッキング)の原因としてあげたことがらを、解消していく手段を取っていけばいいわけですね。

猫と一緒に遊んだり、甘えさせてあげたりする

先ほど紹介した通り、早い段階で親と離れてしまった寂しさや愛情不足、ストレスを感じていることが原因で起こる行為だと考えられているため、これを解消する手立てをとればよいわけです。

そのため、猫と気が済むまでたくさん毎日一緒に遊んであげる、スキンシップをしっかりとって甘えさせてあげるということが大切です。

子猫であれば、15分ほど、おもちゃを使用してしっかり遊んであげればOKです。

1回15分ほどを、1日に3回まで遊んであげる程度なら大丈夫だそうです。あまり遊びすぎるのも、脱水症状を起こしたり、食欲不振になったりすることもあるそうですので、注意しましょう。

飼い主さんが子猫と遊ぶ場合、1日に遊ぶ回数は多くても3回までにしておきましょう。また、1回に付き遊ぶ時間は「10分程度」でやめておくのがベストです。

ただ、異食症が見られる場合は、ストレスが溜まっている可能性もありますし、留守中はケージにいれておかねばならない状態かと思いますので、もう少し遊ぶ回数を増やしてもよいかもしれません。

その場合は、しっかり様子を見ながら遊んであげてください。

ゆきち
遊んだ後はしっかりお水を与えてあげましょう!

それから、遊ぶことにあきないよう、新しいおもちゃを用意したり、色々と気分に合わせて選べるように複数個おもちゃを用意したりしましょう。

子猫が親猫からきちんと狩りの仕方を教わっていないことも、異食症の原因の一つとも言われているそうなので、狩猟本能を刺激するような遊び方をするのも大切です。

中にドライフードを入れて、転がすとフードがでてくるようなおもちゃを使うのも、狩りの疑似体験ができますし、

お子ちゃまには大人気! 中身が全部出る頃には疲れて寝てくれるV(^_^)V

先っぽに虫がついたねこじゃらしをファサファサと本当の虫が動いている・飛んでいるように動かし、壁などでピタっと止まらせたところを捕まえさせてあげると、かなり喜んで遊んでくれます。

あとは、十分によしよしとなでてあげたり、抱っこしてぬくもりを与えたりとスキンシップをとることも大切です。

母猫と早くに別れてしまった子は、愛情やぬくもりにも飢えています。

自分が母親になったつもりで、温かく接してあげましょう。猫にとっては、あなたがかけがえのない母親であり父親ですからね。

②生活環境を整えて、ストレスを与えないようにする

猫はほんのちょっとの変化に敏感です。

とても敏感な子は、ご飯を食べる場所が変わっただけで、ストレスに感じます。

猫がストレスを感じないよう、安定して穏やかな生活環境を整えてあげましょう。

「情動障害」という病気から異食症を発症する子もいるそうですが、この「情動障害」はストレスが原因で引き起こされます。(脳の機能の病気の場合もあり、その場合は薬での治療が必要となります)

特に、多頭飼いしているおうちは、生活環境を再度見直してみましょう。

神経質で敏感な子には、フェリウェイを使用することも効果的だそう。

猫の頬から分泌されるフェロモンと似た成分で、猫ちゃんを落ち着かせて安心させる効果があります。(個体差あり)

拡散(リキッド)タイプとスプレータイプがあるので、ニーズに合った方を選んでください。

リキッドタイプは、専用の拡散器にセットし、コンセントにさして使用すると、気体となって部屋に拡散されます。

猫がよく過ごす部屋に設置してあげると効果的で、1日あたり24時間の連続使用で1ヵ月前後持つとのこと。

連続して安定して使用したい場合に適しているでしょう。

なくなったら、交換用のリキッドも販売されています。

スプレータイプは、猫がよく過ごす部屋や空間にシュッとスプレーするだけでOK。

猫ちゃんがよく過ごす空間や場所に(猫に直接は絶対ダメ!)スプレーするだけ♪

こちらの方が手軽ですね。まずはちょっと試してみたい人に向いているかと。

③食事をしっかりと与える・種類を変える

空腹を感じている場合、フード以外のものも口にいれてしまい、ウールサッキングの症状が悪化してしまいます。

よって、しっかりと量を与えてあげて、常に満腹感を与えるとよいです。

ただ、やみくもに与えすぎてしまうと、肥満にもつながりますので、フードの袋に書かれている規定量は超えないように注意しましょう。

また、量を増やすだけではなく、回数を細かく分けて、複数回与えてあげるのもよいでしょう。

フードの味が好みではなさそうな場合は、色々なものを与えて試してみるのもおすすめです。

いきなり大容量を買うと、無駄になってしまう可能性もあるので、お試しサイズのものや少量のものを購入するように。

特に、高繊維のフードがおすすめです。

実際に、高繊維のフードを与えた結果、ウールサッキングの症状が改善されたという例もあったり、いくつかの獣医学書に書かれていたりするのだそうです。

また、高繊維タイプのフードに替えることも、症状をおさえる可能性があります。食物繊維が豊富なエサを食べてもらうことで、ウールサッキングが改善された、という例があるのです。

試しやすい方法なので、是非お試しあれ!

「サイリウム」という成分が配合されたものがよいそうで(オオバコ由来の食物繊維ロイヤルカナンのフードに含まれていました。

おすすめのフードがこちら↓ 便秘の子にもよくきくフードです。

ゆきち
食物繊維が多いフードは、飲み込んだ毛玉類を便と一緒に排出してくれる効果もあるため、その点もメリットですね。

それから、噛み応えのあるおやつを与えるのもよいですし、猫草を設置するのも1つの手です。

ゆきち
布を口に含む食感が好きな猫には、効果のありそうな方法です。かみかみすることで、満足感や満腹感も期待できます!

噛んでも問題のない素材でできたおもちゃを与えて、対象から目を反らす方法もあります。

うちの子が買ったのはこれ↓ またたびが配合されているそうで、もともとは歯磨きができない子の歯周病対策のおもちゃのようです。

歯の生え代わり時にかゆくて物を噛む異食症の子にもおすすめです!

ゆきち
毎日かじかじしています 笑

不安や緊張を和らげるような薬を処方してもらう

ウールサッキングをする猫の一部は、先ほど紹介した「情動障害」だけではなく、「強迫性障害」が関係しているかもしれないと考えている獣医師さんもいるそうです。

「強迫性障害」とは、つまらないことだとわかっていても、意志に反してそのことが頭から離れなかったり、何度も同じ行為をくりかえしてしまうことです。

(人間の場合は、「何度も火の元を確認してしまう」や「家の戸締りをしたかどうか何度も確認してしまう」「何度も手を洗わないと気が済まない」などがそれに当てはまります。)

そういう場合は、「セロトニン」という幸福感を感じるための脳内の伝達物質を増やすことで、症状が改善されることがあり、セロトニンを増加させる薬や抗不安剤を処方されることもあるそうです。

また、お薬だけではなく、「腸内細菌を増やすことで、セロトニンを合成するために必要な物質をたくさん作ることが出来る」んだそうです。

この前駆物質を作ってくれる腸内細菌を応援します。
我が家には欠かせない、ニチニチ製薬さんの「ツヤット」です。

正しくは「セロトニン」になる前の物質=前駆物質、そして「セロトニン」を合成するために必要な物質が腸内で作られます。
前駆物質は関所を通れますから、前駆物質が脳へ到達し脳内で「セロトニン」が合成されます。

この前駆物質を作ってくれる腸内細菌を応援します。 我が家には欠かせない、ニチニチ製薬さんの「ツヤット」です。一包で乳酸菌3000億個。ヨーグルト30リットル分です。(中略)

腸内細菌が体と心に与える影響は実はかなり大きいものだとわかってきました。 腸内細菌はウンチの問題だけじゃないんですね。 実は脳の働きにとても関係があります。

この方がおすすめされているのは、こちらのお品ですね。レビューも上々です。

腸内細菌を増やすには、人間の場合「ヨーグルト」が思い浮かぶかと思いますが、人間用のヨーグルトは猫ちゃんには絶対与えないでくださいね。

噛み付いたり口にしたりしがちなものに嫌な味や臭いをつける

よく口に入れてしまったりかじってしまうものに、嫌なにおいをつけたり、嫌な味のするものをつけるのも効果的です。

これをすれば、嫌な感じがする、という感覚や記憶を植え付けることで、自然とその行為をやめさせる手法です。

(これを嫌悪条件付けともいいます)

猫は柑橘系の臭いを嫌がります。

ただし、アロマオイルなどの柑橘系の香りを塗布するのは厳禁です。舐めたりにおったりすると、猫の体に悪影響を及ぼします。

猫にアロマは危険!危険なアロマの種類は?

猫が口に入れても問題ない安全なものを使用しましょう。

こちらは猫が嫌いな強烈な柑橘系の香りがするスプレーです。

家は効果ありました。コンセント、カーテン、網戸等にかけました。一気に逃げました。噛まなくなりました。匂いは個人的には人間でも強い匂いです。柑橘系と言うか何とも言えない気持ちになりますが、猫の安全を考えると気にはならなくなりました。長持ちはしてるのかどうかこちらの鼻もしばらくおかしくなるので分かりませんが、まだ危ない事をしそうであればその都度繰り返していこうと思います。

こちらは、リンゴ成分の苦みで、猫に噛むと嫌な思いをすると覚えさせる商品です。

スプレータイプだけではなく、スティックタイプでぬりぬりするものもあります。

ちょうど歯の生え変わり時期だったせいか、噛に心地の良いコードを狙われる事が多くなったため、購入しました。 リンゴが主成分とあって、体に悪いという感じのなく自然な香りと苦みでしたので、安心して使わせていただきました。 効果はなかなかのもので、当初は黒いコードに塗ったのですが、他の黒いコードにまで反応して、噛まなくなりました。

ただし、いずれも個体差ありなので、効かない子もいるでしょう(-_-;)

魚油をつけるとよいという意見もありました。初めて聞きました・・・

(おもちゃに魚油などをつけておく)

また、単なる水スプレーでも役立ちます。

猫が何かをかじろうとしたり、口に入れた瞬間に、猫に向かって100均の霧吹きに水を入れて、シュッとふきかけるのです。

猫は水が嫌いですから、「これをしたら嫌なことが起こる」と学習させることができます。

これらを行為が止むまで、徹底的に繰り返しましょう。

ゆきち
残念ながら、うちの子はこの水攻撃は一切ききませんでしたが・・・

以上、ご紹介した方法を、いくつも並行して行いましょう。

1つの方法だけで改善させることは難しいです。

幾つかの改善法を組み合わせて駆使することで、改善が見込める可能性が高まります。

飼い主側が留意する点を確認し、症状がおさまるまで様子を見る

ここまでは、異食症・ウールサッキングという症状を抑える方法をご紹介してきましたが、ここからは「異食症の子と一緒に住むうえで、食べ物以外のものを口に入れてしまわないよう、飼い主が注意する点」を紹介していきます。

  • 布製品や食べてしまう可能性のものをそもそも置かない・出しっぱなしにしないようにする(猫が噛みつく対象を隠す)
  • それらを取り除けない部屋には猫を入れない(布団のある寝室など)
  • 人間が監視下に置けない時間帯(留守番・就寝時)はケージに入れておく。
  • 血液検査や検便などの健康診断を受ける
  • 鉱物系の砂は絶対に使用しない(ベントナイト系)
  • ゴミ箱などは蓋つきにしたり、たんすなどにもチャイルドロックをかけたりしておく
  • 狭いケージに長時間入れっぱなしにしない
  • 寝床を段ボール製にしたり、カーテンを竹製に替えたり、猫が噛んだり食べない素材にかえる

手っ取り早く確実な対策法は、そもそも齧ったり食べたりしてしまうものを、猫から遠ざけてしまうことです。

タオルを出しっぱなしにしない、口に入れてしまったり分解してしまったりする素材の猫ベッド(フェルト素材等)を使用しない等・・・

どうしても取り除けない場合は、それを置いている部屋に立ち入らせないとよいでしょう(かけ布団やシーツなどがある寝室等)

また、人間が監視したり様子を見たりできないときは、ケージに入れて対象物に近寄れないようにすることが無難です。

留守番の際や、就寝時はケージにいてもらうのが安全でしょう。

まあ、人間の子どもも、小さいうちは目の届くところに口に入れてしまうかもしれない小さなものや、口にしては危険なものは遠ざけたり隠したりしますもんね。それと同じです。

あと、大切なのはトイレの砂を安全なものに変えることです。

ベントナイトという成分を含むものは、危険です。

鉱物系ベントナイトの猫砂は猫の健康に悪い?実際に体験談を調べて訳してみた

ベントナイト自体は、とても便利なものです。尿を固めてくれる成分なので、「ガチっと固まる」などとふれこみのある砂には使われています。

ただ、水分に反応して固まるということは、万が一、飲み飲んだ時に胃に入ったらどうなるか・・・お分かりですよね。

ですので、口に入れても安全な(危険でないもの)猫砂に変えましょう

うちで今使ってるのは、木でできたものです。

木だけでできていますが、しっかり固まるのでおすすめです。(おからタイプもあり、私はおからの方がもっと好きでおすすめです!)

▼木のタイプ▼

▼おからタイプ▼

食べないに越したことはないですが、化学物質や香料は一切含まないので、安心です。

木の猫砂・おからの猫砂の使い心地のレビューもしています。



絶対に猫にやってはいけないこと

猫の異食症・ウールサッキングを改善したい際に絶対してはいけないことがあります。

それは、叱るということ。

先ほど、嫌な思いをさせることでその行為をやめさせるという「嫌悪条件付け」をご紹介しましたが、叱るということで嫌悪させることはやめておきましょう。

猫はそもそもしつけをすることが難しい生き物で(不可能ではありませんが)注意点が幾つかあります。

それに沿わなければ、正直効果は見受けられない一方で、信頼関係に溝をうみかねない状況を引き起こす可能性もあります。

特に、異食症はストレスや不安からくる行動でもあるので、叱ることでよりいっそうそれらの感情が強くなり、さらに異色を繰り返すという悪循環に陥り、逆効果になるので絶対にやめましょう。

うちの猫のかじり癖・食べてしまう行為を改善できた対処法

うちのかじり虫、うずらちゃんは、生後2カ月頃に親とはぐれた(もしくは捨てられた?)ところを保護したため、異食症を引き起こす「幼児期強制離乳」のケースに当てはまるかともいます。

まだ、うちの猫も完全に治ったわけではありませんが、以前に比べると格段にましになりました。

うちの猫の場合は、「ストレスがたまっていたこと」と「ごはんの量が少なかったこと」に起因していたようで、

毎日ケージから最低でも1時間ほどは放牧し、気が済むまで遊んであげるようにし、そしてフードもたくさん与えるようにしたところ、

問題行為が少し軽減されたように感じています。

うちの先住猫ロシアンブルーのるんちゃんは、たった一度だけ、生後半年ほどの頃に、部屋に置いていたチキンナゲットを食べてしまったことがあります。(味付けなどされていない鶏肉状態だったので特に異常はありませんでしたが)

その後、なぜだろうと考えたのですが、与えるえさの量を勘違いしており規定量より少ない量だったことが判明し、
量を増やしたところ、それ以降はいっさいそのような行為は見られていません(人のご飯も、他の猫のご飯にも手は出しません)

そのことを思い出して、まずはフードの量を増やしてあげるという方法をとりました。

フードは、フードの袋に書かれている規定量の最低量を与えていました。

あまりたくさん与えると、先住猫のまりもちゃんのように肥満予備軍になってしまうことを恐れたため、1日に必要な給餌量の最低ラインを与えるようにしていました。

まりも
ぼく、デブじゃねぇし

ただ、他の子がご飯をもらっている音を聞いたり、様子を察知したりして、ご飯をねだる様子がかなり力強かったので、恐怖心をとっぱらい、必要給餌量のちょうど間~MAX量に近い量に増やしたところ、少し得心したようで、目に入ったものを片っ端から食べるということからは解放されました!

うずら
でも、あまり与えすぎると肥満の原因になるから、給餌量はしっかり守ってね!

それから、与える回数も増やしました。

保護したての頃は、1日4~5回与えていましたが、5カ月頃から1日2回に減らしていました(フードの注意書きに従っていました)

ただ、保護したての頃は、ちょこちょこ与えていると、そのうち得心して、飢えている感はなかったのですが、回数を減らしてからは、量はさほど変わっていないのに、ガツガツしはじめ、急いで食べて吐き戻すこともありました。

なので、量だけではなく、回数を増やしてあげることで、飢え具合もおさまり、お互いWinWinでした!

ですので、量はこれ以上増やせない・・・という方は、あげる回数をちょこちょこ増やしてみるとよいかもしれません。

それから、うずらちゃんは放し飼いにすると、他の先住猫に積極的に甘えにいってしまって、他の猫のストレスになる可能性もあったり、変なものを食べてしまったりする可能性もあるので、現時点では、しっかり監視下におけない時間帯にはケージ内での生活をしています。

そのため、よりいっそうストレスが溜まってしまっていたかと思われたので、見ていてあげられる時間は、目いっぱい室内に放牧し、遊んであげるようにしたところ、ケージを噛んだり、ケージに取り付けている板をかじる行為は見られなくなりました。

それから、スキンシップも大切にするようにしました。よしよししたり、抱っこしてあげてぬくもりを与えたり、顔周りの猫が好む場所をマッサージしてあげたり・・・

それから、遊ぶことにあきないよう、新しいおもちゃを用意したり、色々と気分に合わせて選べるように複数個おもちゃを用意したりしましょう。

ゆきち
うちは、ボールタイプのおもちゃが好きなので、色々な材質のボールを与えて遊んでいます。

手で動かすねこじゃらしや、ライト型のねこじゃらし、先ほど紹介した柄の長い猫じゃらし等々・・・

猫におすすめのおもちゃも記事にてご紹介しています。

材質が異なるものををいくつか用意してあげるのもミソです!

とはいえ、ちょっと目を離したすきに、新聞紙をかじっていたり、紐をかじっていたり、タオルを口に含んだりはするので、引き続きケージで過ごしてもらったり、目につくところに危ないものは置かないようにして対策しています。

もう少し大きくなれば、こうした行為ももっと減ってくれるかもしれないので、このまま対策を練りながら、大きくなるのを待ってみようと思っています。

時間の経過と共におさまってくれるといいのですが・・・

うちの先住猫のまりもちゃんは、人間の目の前で何かを食べたり、見境なく食べたりすることはないのですが、人の見ていないところでは、未だに何でも口に入れるため、「カービィ」と呼んでいますw(現在4歳半です)

猫が何でも口に入れて食べてしまう行為に悩む飼い主さんが実際に取った行動

我が家の実際に効果のあった対策だけではなく、他の飼い主さんにおいて、効果のあった方法も調べてみましたので、参考にご紹介いたします。

は我が家に3匹いる猫の、そのうち1匹が同じような状態だったんです。 その子は事情があり、生まれた直後から私が育てましたが 生後半年くらいから、どういうわけか目に付くものを手当たり次第に口にするようになりました。 布以外にも電気コードやブラインドまで手当たり次第食べてしまって・・・ 一時期、本当に深刻な状況で私もすごく悩みました。

猫の噛み癖(主に布物)、なおせるでしょうか? -7~8ヶ月になる雄猫- 猫

うちのパターンと同じで、生後半年(6か月)頃から、手当たり次第に物を口に入れてしまうようになったそうです。

また、この方も、生まれた直後に猫ちゃんを保護したとのことで、うちのうずらちゃん同様、「幼児期強制離乳」にあてはまるでしょう。

具合は悪くなるし原因は分からないし目は離せないしで、私もうろたえるばかりでしたが ある日、いつものように抱っこしていたら その子が私の胸を両手で揉み母猫の乳を吸うような仕草をみせたんですね。 他の子達は同じように抱っこをしても、そんな仕草は見せませんでした。
この子と他の子の違いは…母乳を飲んで育ったかそうでないかということでした。  
『ああ、原因はこれだ』って思いました。

やはり、早くに親と別れてしまった子は、人間が愛情を注いであげることが大事なんですね。

本当なら、親や兄弟に教えてもらうべき・与えてもらうべきだったものが、得られていないのですね。

噛む力が強すぎるのも、幼い時に親や兄弟とじゃれあうことができなかったからだそうです。 確かに、我が家の猫も早くに親元から離されてしまった猫たちは、噛む力が尋常じゃなく痛いです。 

話は少しそれましたが、スキンシップをしたり、教えるということが大切ということなんですね。

親猫の愛情を受けられなかった反動が異物摂取だったのではないだろうかって思ったんです。
それから、その子には特に念入りにスキンシップをするようにしました。
抱っこの時間も多めにとり、必ず『かわいいね~良い子ね~』と声掛けも欠かさず行ないました。

それから、猫草や、おもちゃも与えたことがよかったそうで、結果的に治ったようですよ!

それと、異物から興味をそらすために猫草や猫のおやつなどを与えるようにしました。
猫草は、本来毛玉を吐き出すためのものですから、異物を吐き出すためにも効果があるようです。
おやつは、少し固めのもので長時間遊び食べができるようなものを選びました。
それが効を奏したかどうかは不明ですが・・・ 現在は異物を食べる行動はまったくなくなりました。
猫も人間以上にデリケートな面をもちますので メンタルな部分が原因になっていることは十分考えられるとおもいます。

異食症のせいで、腸壁がつるつるになってしまったことで、療法食しか食べられなくなってしまったそうですが、治ることが出来てよかったですよね。

また、「大きくなるまで待って、症状が治まった」という方もいらっしゃいました。

当初は、なんでも食べてしまい、ゴミもあさるので、落ち着いて人間がご飯を食べることもできなかったそうです。

ただ、その行為は、小さい頃の野良猫の体験から、食べることへ執着してしているがゆえであると、獣医さんから教えてもらってから、猫の行動を理解できるようになったそうです。

元野良猫は慣れるまで大変ですね!家の下の子も大変でした。現在一緒に暮らして4年ですが・・・ (中略)
獣医さんに相談した時に、私がちょっと愚痴を言いながら、意地汚く思えると口にしてしまいました。
そしたら、野良猫として、生きるのがどんなに過酷なものか、知らないからそんなことが言えるのだと・・
今目の前にあるものを食べておかなければ次にいつ食べられるか解らないからお腹がいっぱいでも食べて、生きるための工夫をしているんだと言われました。
意地汚くみえるかもしれないけど、そうしないと生きられなかった事を忘れないで!と・・

確かに私は自分勝手だったと反省し、それから、4年今では確かに変わりました。穏やかに過ごし、だいぶ大人しくなりました。

そうですね、こうした背景はつい忘れがちですが、猫の生態や境遇に理解をはせることで、ぐっと猫との絆が深まり、解決への糸口が見えることもあります。

野良猫は食べられるときに食べられるだけ食べねば・・・!という考えが植えこまれているので、それを払しょくするような生活をさせてあげたり、ご飯の与え方を考えないといけないということですね。

私もこれを見て、反省したというか、すっと腑に落ちたというか・・・なるほどなって思えました。

人間都合を押し付けるのではなく、猫の都合や考えにも理解を及ぼし、「共存していく」という姿勢がとても大切だなと改めて感じさせられました。

保護猫の場合ですが、ゲージ内でしっかり食事させてから、出すのが基本のようです。
やはり、飢えなので、その習性が落ち着くまで仕方ないのかもしれませんね。
それと、決まった時間に食事を与えるのは、本来良いことですが、 保護猫の場合は、餌入れをいつも満たしてあげて飢えの記憶を消したほうが良いです。
充分に飢えの記憶が消えた頃に、決まった時間に与えるほうが異色事故を予防できるそうです。
肥満になるようなら、餌置きは薦められませんが・・・。

飢えの感覚を薄れさせるために、常にエサ入れを常に満たすのもよさそうですね。

本来はあまり良くないものとされていますが、「飢えはこの世界にはもう存在しない」ということを分からせるために、初めのうちは必要としても良いのではないでしょうか。

確かに、ペットショップ育ちのるんちゃん(ロシアン)は絶対に人のご飯も食べません。

生まれたときから自分が必ずもらえることをわかっているし、飢えを体験したことがないからでしょうね。

ただ、まりもちゃんは、今でもその飢えの経験を捨てられないのか、ちょっとでも隙があれば、みんなのご飯を盗み食いします。

これも、そういう環境下で育ったからなのだなと理解できました。

それから、しつけをするのがいいという方もいました。

猫は犬に比べると、しつけるのは難しいですが、人間の言葉や感情を非常によく理解してくれる生き物ですから、

真剣に向き合って伝えれば、ちゃんと伝わるはずです。

あとは、

噛めるものは出さないといわれた中で、唯一異食症は治せると教えてくれた方がいました。
噛んだら「だめー」と言うことだそうです。 そして噛むのをやめたら「いいこだねー」と大げさにほめてあげる。
メリハリをつけることが大事だそうです。躾ですね。
今、私も躾の最中ですがなかなか分かってもらえません。
時間はかかるでしょうが、あせらず少しづつ直してあげられればと思っています。

布を噛んで食べるのがだんだん酷くなり、どうしていいかわかりません… – 猫

人間の気持ちを読めるからこそ、の原因もあるようで・・・

また、動物病院の先生とお話ししていたときに、「飼い主の神経質、心配、不安などのマイナス感情が、猫ちゃんに悪影響を与えることがある」とおっしゃっていました。

人間の不安やイライラなどを感じてしまって、むしろ症状を悪化させてしまっているということですね。

これだと、お互いにとって良くない状態ですね。猫の為にも、飼い主は穏やかな気持ちで接してあげましょう。

子育てと同じですよね。

飼い主側が、ものを隠したり、片づけたりという策で乗り切っている方も。

ネットでも、完治は難しいとあったのですが、本当にそのようです。 布を食べれないよう、留守にするときにはケージ飼いするか、布類を全てなくすか、という方法しかないそうです。 いまのところなんとか、そらの行動範囲内の布の撤去で対応できているので、ケージ飼いの手段は取らずに済みそうです。

それから、クッションを洗濯ネットに入れてみたり、電源コードにチューブを巻いてみたりと、何かで包むことでかじりぐせがなくなった子もいるようです。

異なる質感が好みじゃなかったからですかね?試してみる価値ありそうです。

一味ちゃんも子猫時代にはコンセントのコードなどを齧ってしまうという、家電はもちろん、一味ちゃん自身にも危険な悪癖がありましたが、コードを保護するチューブをつけたところ齧らなくなり、その後はチューブがなくてもコードに関心を示すことがなくなったそうです。
一味ちゃんの兄弟猫のてっちゃんは、クッションを齧っては、中の綿を食べてしまう癖がありました。
そこで飼い主さんは家じゅうのクッションを洗濯ネットに入れたところ、クッションを齧ることがなくなり、今では洗濯ネットがなくても、齧り癖はなくなったそうです。

ビニール袋、布、紐…。何でも食べてしまう猫の『異食症』の対処法 後編 | 猫壱(necoichi)

異食症を甘く見ると、大変なことにつながる可能性も

異物を食べて飲み込んでしまうと、腸に詰まってしまって腸閉塞を起こし、ひどい場合には腸が壊死したり、死に至ることもあるため、
軽く考えてはいけない症状です。

とにかく、子猫の間は、今回ご紹介した方法を必ず気を付けてあげてくださいね。

これらに気を付けながら、異食症の症状がおさまる時期を待ちましょう!

飼い主側の配慮や努力、根気も必要なことですので、お互いこれからもじっくり頑張っていきましょう~^^

 

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また、繊維質のフードの話をしましたが、繊維を含むフードは便秘でお悩み猫ちゃんにも効果があります。

うちのシニア猫が超便秘で死にかけた所から、超絶快便になった方法をご紹介しています。

 

噛み癖があって困っている・・・噛む力が尋常じゃなく強い・・・

きっと、異食症に悩んでいる方で、早くから親元から離れてしまった猫ちゃんは、こちらもお悩みじゃないかなと思います。

うちのロシアンブルーの猫で効果のあった方法を紹介しているので、是非参考にされてください。