2021年版・猫との生活の必需品

猫に食欲・元気がある場合でも誤飲してる可能性あり!症状や料金も│我が家体験談

猫 食欲 元気がある 誤飲

猫が何かを食べてしまったかも?!

でも、食べているところを見たわけじゃないし、確実じゃない・・・

いや、もし食べていたら、手遅れになったら腸につまるんじゃないか?!

でもでも、疑いがあるってだけで、病院嫌いのうちの猫を、病院に極力連れていきたくないし・・・

うーん、それにだいたい何かを誤飲・誤食していたら、「食欲がなくなる」とか「ぐったりしている」とかって書いてあるけど、うちの子、元気そうだし、やっぱ何も食べていないのかなあ・・・

でもでもでもやっぱり心配だなあ・・・

・・・なんていう葛藤を抱えている飼い主さん、いらっしゃいますか?

ゆきち
もしご覧になっていたら、我が家の経験をお話します。
  • 猫が誤飲したかわからないんだけど、猫に食欲がある、元気がある場合でも誤飲・誤食しているなんてことはあり得るのか
  • また、誤飲・誤食している場合、症状が出るまでの時間はどれくらいなのか
  • またどのような症状が出るのか、治療するにはどれくらいの金額がかかるのか

などなどについて、お伝えできればと思います。

うずら
今日のお話の主人公はぼく。僕の体験談さ。ぼくは何でも口に入れちゃうくせがあるからね。要注意だよ。

猫が何でも口に入れたり、噛みちぎったりするのは、「ウールサッキング・ウールチューイング」という病気かもしれません。

その行為が起きるメカニズムと、対処法についてもお話してみたので、気になる方は併せてご覧ください。

 

猫が何でも食べるのは異食症・ウールサッキングかも!実際に改善できた対策法とは

猫 なんでも食べる 異食症 ウールサッキング 猫が何でも食べるのは異食症・ウールサッキングかも!実際に改善できた対策法とは

猫が誤飲しても食欲や元気がある?

猫 食欲 元気がある 誤飲

単刀直入に、結果からお伝えしますと・・・

我が家の経験からすると、「異物を誤飲・誤食しても食欲や元気がある」なんてことはあり得ます!

うちのうずらちゃんは、何でも口に入れてしまい、気が付けばあらゆるものに歯型が・・・

まだまだ子猫だし、寝るときは必ずケージに入れるようにしていますが、部屋から出したら、

ティッシュやトイレシート、ビニール袋、布、綿、などなど、手あたり次第に口に入れる始末。

ケージの中にいても、一緒に入れている座布団を噛みちぎって中から綿を取り出して食べていることもしばしば。

そのため、寒い冬でも防寒対策のものを入れてあげることができませんでした。

ある日のことです。朝起きると、ケージの周囲に張り巡らしていたビニールのシートに穴が開いていました。

だいたい、横幅15㎝、縦5㎝ほどでしょうか。(写真撮っとけばよかった・・・)

しかし、床を見てみても、本当に小さな破片しか落ちておらず、どう頑張ってもその穴を埋められるほどのかけらではありませんでした。

ゆきち
まさか噛みちぎって飲み込んだのでは・・・!

真っ先にそれが頭に浮かびました。

色々ネットで調べたのですが、誤飲・誤食した場合、食欲がなくなり、ぐったりしている、と書かれていることが多かったです。

しかし、うずらちゃんは、バリバリ元気で、食欲も旺盛。

いつも通り、ご飯の催促は人一倍強め。

うずら
普通にご飯ほしかったし、おいしかったよ?

うーん、じゃあ食べてないのかなあ・・・

便も確認しましたが、それっぽいものは見つからずでした。

ただ、どこからか現れたのか、便として出てきたのかはわかりませんが、トイレに小さな破片(長さ2㎝ほど)が落ちていることはありました。

どれだけ引き延ばしてみても、もちろんそれでも穴は到底埋まりませんでした 笑

それから、うずらちゃんに見られたおかしな点が1つだけありました。

それは、ビニールに穴が見つけられてから、嘔吐や、吐くようなしぐさ(何も出ない)が見られたことでした。

ただ、嘔吐も毎日毎回するのではなく、1~2日に1回程度、朝方に吐いたため、胃液だけが出ることが多かったです。

または、実際にものは出てこないけど、「おえっ」と吐くしぐさが見られた時もありました。

但し、吐いた後も食欲がなくてぐったりしているわけでもなく、毎食もりもり、なんなら前のめり気味にご飯を欲しがっていました 笑

なので、お腹がすきすぎて吐いたのかな?とか、あまりにも前のめりだから早食いによる吐き戻しかな?と思っていました。

ゆきち
ネットで調べると、そのような傾向に当てはまったので・・・
POINT
猫は、毛玉を吐くだけではなく、急いでご飯を食べることでの吐き戻しや、寄生虫がいるせいで吐いたりと、誤食や毛玉以外でも嘔吐する理由は様々あります。

もともと猫は、吐き戻ししやすい生き物です。

野生時代ネズミや鳥をそのまま食べていたことから、その骨や羽を吐いていたことから、吐き戻しやすくなったと言われています。

しかし、ある日、嘔吐したものからビニール破片が出てきたのです・・・!

それがこちら↓

猫 誤飲 元気 症状が出るまで

ビニールの破片がくちゃくちゃっと固まっていますよね。

これがずっと胃に存在していて、刺激を与え、嘔吐や吐くようなしぐさに繋がっていたと思われます。

誤飲・誤食している場合、症状が出るまでの時間はどれくらいか

いつ誤飲したか、確実な時期やタイミングは断言できないのですが、ビニールに大きな穴が見つかってから、嘔吐物から先ほどの破片が見つかるまでは1週間ほどかかったと思います。

嘔吐の症状が出たのは、穴が開いてすぐ(1日~2日後)に見られました。

そして、うちの猫の場合は、約1日~2日おきくらいで日に1回ほど吐いているところが見られました。

いつも吐くのは朝ご飯を食べる前でした。

吐いた時のスケジュールは、下記の通りだったと記憶しています。

1日目:ビニールに穴が開いていることに気づいた翌日 朝に1回吐く

2日目:朝に1回吐く

3日目:吐く行為は見られず

4日目:朝に1回吐く

5日目:吐く行為は見られず

6日目:朝に1回吐く、獣医師に電話相談

7日目:病院へ連れていくが、引き返す

8日目:ビニールを吐く

ゆきち
症状が解決するまでは、4回ほど吐いたり吐くしぐさを見せました。

このように、初めの頃しか連続で吐かなかったので、すぐには誤飲を疑えませんでした。

これが毎日続けば、異常な状態や誤飲を強く疑ったのですが、症状が出るときと出ないときがあるので、確信が持てなかったんですよね・・・

誤飲・誤食をした場合、実際はどのような症状が出るのか?

猫 食欲 元気がある 誤飲 症状

ただ、ビニールの穴のことは気になっていたので、頻繁に誤飲については、ずっとネットで調べていました。

誤飲の際に見られる症状としては、

  • 食欲不振
  • 腹痛
  • 嘔吐
  • 発熱
  • 下痢・便秘
  • お腹を触ると嫌がる
  • おしっこの量が増える
  • 吐こうとするが吐かない
  • 口を開けたり閉じたりする
  • 呼吸がしづらそう
  • ぐったりしている、じっとしている
  • 歯茎や舌が紫色になる

とされていました。

うちの猫は、毎日吐くわけでもないし、下痢や便秘もなく、食欲ももりもりだったので、余計にすぐに判断できませんでした。

しかし、やはり症状が見られなくても、全く症状が出ない場合もあるそうです。

◆症状 ・嘔吐 ・食欲廃絶 ・食欲不振 がありますが、全く症状を出さない場合もあります。

また、どこに異物があるかによって、見られる症状が違うということも、獣医師への電話にて判明しました。

ゆきち
うちの猫は、楽天ペット保険に入っており、その特典として、24時間獣医師に電話をして相談できるサービスが利用できます。ありがたかったですね。

獣医師に電話をし、いつ頃吐くか、どれくらいの頻度で吐いているかを伝えました。

すると、「朝方に吐くということは、胃が空になった際に、異物によって胃が刺激されるからかもしれない」と言われました。

確かに、食事を食べている際は吐くことはありませんでした。

胃の中にとどまっている際は、そのように空腹で胃の中に何もない状態や、水を飲んで異物がコロコロすることで胃壁に刺激を与えることで吐くようなしぐさや嘔吐をするそうです。

それを聞いて、病院に連れていこうとしたのですが、途中で引き返してしまいました。

というのも、誤飲しているかどうかを調べる検査の方が、猫の体に負担をかけるのではないか、と思ったからです。

重篤な症状が見られたなら、すぐにでも診てもらったのですが、もう一日様子を見てみようと思ったのです。

すると・・・翌日にビニールが混じった嘔吐物が発見されました 笑

それからというもの、嘔吐や吐くようなしぐさは一切見られなくなり、無事に体の外に排出されたようです。

ただ、私の場合は、飲み込んだものが小さかったことと、症状が軽かったこと、胃にとどまっているとわかったため、様子を見ましたが、重篤な症状がみられている場合や飲み込んだと思われるものが鋭利なものや紐のような長いもの、中毒性のあるものの場合は、すぐに診断を受けてくださいね。

ゆきち
うちの猫と同じような症状がみられる場合は、同様に異物が胃にとどまっているのかもしれませんね。

誤飲したものがとどまっている場所によって症状が変わる?

うちの子の場合は、飲み込んだビニールが胃に止まっていたため、空腹時に嘔吐するという症状で済みましたが、腸など他の場所に異物が運ばれてしまっている場合は、症状も異なるのでしょうか。

気になったので、調べてみることにしました。

食道に異物がある場合

食道に物が詰まると、食道のすぐ隣にある気管(肺と空気をやりとりする通路)を圧迫してしまい、
うまく息ができず呼吸困難を起こすこともあります。
また、吐きたそうにしたり、咳き込んだり、普段聞き慣れないような「グゥグゥ」という音が喉から聞こえることもあります。

胃の中に異物がある場合

胃の中に誤飲した異物が存在している場合は、胃の粘膜を傷つけてしまったり、その刺激で嘔吐が引き起こされることがあります。

胃に止まっている際は、症状も軽微で、吐くときもあれば、吐かないときもあったり、ということが長期間続くことが多いそうです。

ゆきち
まさにうちの猫と同じケースですね!

胃から腸に入る部分が狭いため、そこに入れず、胃に止まり続けるとそうした状態が続きます。

腸内に異物がある場合

腸に異物がたどり着いてしまうと、かなり厄介ですので、そうなる前に摘出することが望ましいです。

腸に異物が詰まると、腸閉塞を引き起こしたり、腸がねじれたり、動かなくなったり、ひどい場合はその部分から壊死してしまいます。

この場合、

  • 1日以上排便がなくなる
  • 食欲がなくなる・何も食べられなくなる
  • 1日に何度も嘔吐する
  • 元気がない
  • 下痢になる
  • お腹を触らせようとしない、嫌がる
  • 動かない

といった症状がみられます。

腸閉塞(ちょうへいそく。腸内が誤飲したもので詰まってしまう状態)の場合は、上記のような症状がみられます。

また、異物が腸を移動する際に粘膜を傷つけると、下痢になるそうです。

腸穿孔(ちょうせんこう。腸壁に穴が開く症状)という状態の場合は、うずくまって動かなくなってしまいます。

ゆきち
腸穿孔とは、先の鋭利なもの(画鋲など)を飲み込むことでなりうる状態です。

とにかく、異物が腸にまで移動してしまうと、重篤な状態になってしまい、最悪は命にかかりうるため、こうなる前に、またはこうした症状が見られた場合はすぐに病院へ向かいましょう。

ゆきち
ネットでよく見かける誤飲・誤食の症状は、腸に異物がある場合の症状を指すことが多いのでしょうね。この症状が見られたら、要注意です。

主な症状は「嘔吐」、「食欲不振」、「下痢」、「腹痛」などで、比較的小さな異物が腸の中を少しずつ進むような場合は、症状が30日間断続的に続くこともあるとのこと。また大きな異物による消化管の完全閉塞は、腸の穿孔や腹膜炎、敗血症といった重篤な症状につながりうるため、早期の発見が重要であると注意を促しています。

誤飲したかどうかを確かめるにはどんな検査が必要?

猫 食欲 元気がある 誤飲 見分け方

誤飲したかどうかは、見た目でわかるわけではないので、色々な検査が必要になります。

ゆきち
ゆきちは、誤飲したという強い確信がなかったため、こうした検査でうずらちゃんの体に負担をかけるのが怖くて、自宅でやきもきしていました・・・

まずは、胃から触診をしていきます。

もしも大きな異物であれば、触診で確認することが可能だそうです。

わからない場合は、異物がどこにあるか、何を飲み込んでいるかを確認するために、レントゲン(X線検査)や超音波検査を行います。

場合によっては、バリウムなどの造影剤を使用することもあるそうです。

ゆきち
検査だけでもかなり猫の体に負担をかけちゃいますよね・・・

レントゲン(X線検査)では、金属のような硬いものを写したり、腸全体の様子を写したりすることができます。

ただ、布や糸状のおもちゃなどは写すのが難しいので、それらの異物を検出するためには、バリウムなどの造影剤を用いた検査を行うこととなります。

猫にバリウムを飲ませた上で、X線でバリウムの流れを追って、消化管が正常かどうか(つまりがないか等)を確認できます。

ただし、超音波検査でも、X線では映らない布や紐などの柔らかい異物が検出できますし、腸の動きや構造も詳しく見ることができるため、バリウムではなく超音波検査を用いることが多いそうです。

しかし、腸全体を写すことが苦手で、ガスが溜まっていると中が見えなくなってしまうというデメリットもあるので、それぞれ適した方法で異物の内容と場所を確かめていくことになります。

ゆきち
主な方法としては、触診、X線検査、バリウムを用いたX線検査、超音波検査、があるということですね。

誤飲したものの存在している場所が分かり次第、治療にうつります。

誤飲していた場合に行われる治療・処置

猫 食欲 元気がある 誤飲 治療

実際に異物を誤飲していて、異物の存在している場所がわかったら、実際に処置・治療をしていくこととなります。

飲み込んだ異物の大きさ、種類、異物のある場所によって、処置・治療法が変わってきます。

食道に異物が見られる場合

詰まっているものを自力で吐き出させるのは困難だそうで、全身麻酔をかけて口から取り出す、または胃に押し込み、安全な食品の場合にのみ、自然に消化されることを待つという方法を取ります。

消化できない異物に関しては、胃に押し込んでから内視鏡や胃を切開することで異物を取り出します。

また、口をのぞいて異物が確認できる状態なら、猫が動かないように固定した上で、そのままピンセットや指先で異物を取り除くことになります。

胃に異物が見られた場合

消化できるものや、とても小さいものの場合には経過観察で様子をみますが、それ以外のものはやはり麻酔をかけて内視鏡か胃切開により取り出すしかありません。

食道をスムーズに通過できそうな異物の場合は、吐き気を催す注射薬によって無理やり吐かせる処置を行うこともあります。

ちょっと豆知識
オキシドールや、トラネキサム酸を催吐剤として使われることもあるそうです。

トラネキサム酸は本来、止血薬として使われている医薬品ですが、副作用として吐き気を催すとされているため、それを見込んで使われることがあるそうです。

オキシドールよりもトラネキサム酸の方が体への負担が少なく、副作用もほぼなく、投与してから24時間でほぼ元の状態に戻るといわれています。

胃の中に異物は、早ければ3,4時間で腸に移動してしまうため、異物を飲み込んですぐに病院へ行けば、この処置により排出することが可能です。

ゆきち
うちの子は、おそらく胃から腸へ行く際の穴にビニールがおそらく入らず、ずっと胃に止まり続けたのかと思います。
通常であれば、3,4時間ほどで腸に移動してしまうとのことなので、早めに病院へ行くのがよさそうです。

この方法の場合、全身麻酔などは不要ですが、嘔吐している際に異物がのどにつっかえないかを観察する必要があるため、場合によっては入院になる可能性もあります。

それから、針など尖ったものを誤飲した場合は、これを行うと、食道等を傷つける可能性があったり、肺や心臓に刺さる恐れがあったりするため、吐かせる処置(催吐処置)は行えません。

その場合は、全身麻酔をかけた上で、内視鏡や鉗子(マジックハンドのようなもの)を使用して摘出します。

もし異物が大きい場合は、開腹して(胃を開いて)取り出します。

また、誤飲したものが液体や薬物等の毒性のあるものの場合は、口や鼻からチューブを差し込み、胃の中に生理食塩水(洗浄液)を流し込んで胃洗浄をし、体内に吸収されないようにします。

この洗浄液が透明になるまで(約15~20回)注入と吐き出しを繰り返し行います。

NOTE
内視鏡の場合は、当日もしくは翌日に退院できることが多いです。
胃や腸を切っている時は、数日間は絶食をし、点滴した状態での入院が必要となります。

腸に異物が見られる場合

腸の場合は全身麻酔をかけて腸切開をして取り出すしかありません。

ヒモ状異物による腸閉塞の可能性が高いことが確認されたら、開腹手術を行い摘出します。

腸閉塞を起こしてから時間が経ってしまって壊死してしまっている場合や、腸に穴が開いている場合には腸自体を切除しなければならない場合もあります。

ひものような長い異物の場合は、何カ所か腸を開いて取り除く必要が出てくることもあります。

POINT
病院を受診する際は、症状や誤飲したと思われるもの、量、いつ頃食べたかを伝えましょう。

また、実際に吐いたものや便があれば、それも一緒に持っていくか、写真に撮ってから獣医さんに見せるとよいでしょう。

食べたものの種類によっても症状が違う?

異物が存在している場所によっても症状が異なることはわかりましたが、飲み込んだり食べたりしたものの種類によっても症状が異なり、処置方法も異なるそうです。

参照:みんなの動物病気大百科さま

糸やひも状の場合

糸やひもは布なので柔らかいから大丈夫か、と思いきや、かなり危ないものです。

ある程度の長さのものを飲み込んでしまうと、腸閉塞を起こし、腸の壊死や穴が開く、腹膜炎を引き起こす可能性があります。

最悪の場合、死に至ります。

現れる症状としては、嘔吐・食欲不振・腹痛などです。

また、注意点は、口や肛門から紐や糸が見えていても、絶対に引っ張ってはいけません!

CAUTION
粘膜を傷つけたり、紐や糸が腸に絡まり、よじれてしまう可能性があるからです。

そうなると、腸閉塞や壊死が発生しやすくなってしまうのです。

病院での処置方法は、先に紹介した通り、X線検査や超音波検査、バリウムなどで状態を確認します。

腸閉塞を起こしていると考えられた場合、お腹を開いて摘出手術を行います。

CAUTION
もし、細胞がすでに壊死している場合や、腸に穴が開いている場合は、切除も必要となります。

運が良い場合は、便と一緒に排出される可能性もあります。

実際、うちの猫もひも状のおもちゃを噛み切って飲み込んだことがあり、数日後に無事に便と一緒に排出されました・・・

くろ
おれはひもを噛みちぎるのが好きなんだ。だから、噛みちぎってやった。
まりも
ぼくはものを食べるのが大好き。だから、くろ兄ちゃんが噛みちぎったものをぼくが食べてやったよ。

くろくんが食べたと思って、焦って病院に連れていこうとしたところ、その日の朝にまりもちゃんの便から発見されました 笑

竹串・画鋲・くぎ・針などの鋭利なもの

猫 食欲 元気がある 誤飲 画鋲

こうした鋭利なものを飲み込んだ場合、動物の体格や飲み込んだものの大きさによっては、無症状のまま便と一緒に排出されることもあるそうです。

ただ、基本的には、口腔内や消化管を動く際に、粘膜や口の中を傷つけたり、穴が開いたりする危険性が高いです。

見られる症状としては、食欲不振、腹痛、嘔吐、発熱などが見られます。

処置方法としては、異物が鋭利なもの(先がとがっているもの)の場合は、吐かせる方法はよくありません。

胃や食道等を傷つける可能性が高いからです。

異物の確認方法は、他のものと同様、X線検査、バリウム、超音波検査等で確認します。

針やがびょうなどは、大きさが小さいため、腸閉塞のリスクは少なめです。

もし、便と一緒に排泄できそうな場所にある場合は、高繊維食を与えることで便として排出されるのを経過観察します。

ただし、胃や食道等の粘膜を傷つける・穴をあける可能性が高い場合は、全身麻酔のうえ、内視鏡または開腹手術にて異物を取り出します。

POINT
これらの異物を飲み込んだ可能性が高い場合や、上記のような症状が見られる場合はすぐに病院へ行きましょう。

靴下、タオル等の布類、ボールや人形などのおもちゃ、プラスチックなど

布類や綿類、おもちゃは猫が生活している上で一番飲み込む可能性が高いですよね。

ただし、非常に危険性も高いものでもあります。

布類を引きちぎって食べているような場合だと、ひも状のものを誤飲した場合と同様、非常に危険なのです。

ゆきち
ひも状のものを飲み込んでしまうと、腸閉塞を起こし、腸の壊死や穴が開く、腹膜炎を引き起こす可能性があるとお話しましたね。

まず、症状については、飲み込んだ異物の大きさや種類にもよりますが(ごく小さいものなど)特に何の症状も見られないまま、便と一緒に排出されることもあります。

ゆきち
昔、るんちゃんが100均のおもちゃについていた鶏の羽を食べていることが発覚しましたが、便とともに排出されていました・・・

ただし、異物が胃の中にとどまり続けると、嘔吐や食欲不振、腹痛が生じます。

処置方法は、検査によって異物の大きさが小さく、腸閉塞を起こすリスクが少ない場合や、便として排出できる可能性が高い場合は、高繊維の食事を与えて経過観察を行います。

POINT
繊維質をたくさん与えると、便の量が増えるため、異物で腸を傷つけずに排出する効果が期待できます。

しばらくの間は、便が出たら、中を割って異物が排出されているか確認しましょう。

また、誤飲して時間が経っていない場合で、かつ異物の形が胃や食道が傷つく危険性のないものであれば、異物を吐かせるという処置を行う場合もあります。(催吐処置)

これらが難しい場合は、内視鏡によって異物を摘出し、それでも難しい場合は、お腹を開いてして異物を取り出す手術をします。

NOTE
何を飲み込んだか認識できている場合は、同じものを持参するかもしくは写真を病院に持ち込んで、確認してもらうようにしましょう。

電池の場合

猫 食欲 元気がある 誤飲 電池

症状については、電池の大きさや形状によっては、消化管を移動してそのまま排出することができれば、無症状の場合もあります。

但し、胃や腸に長時間とどまってしまうと、電池が壊れたり、放電されたりし、胃や腸の粘膜を傷つけたり、潰瘍が生じたりすることがあります。

処置としては、X線検査で体内の電池の位置を時間をかけて確認し、体内を移動しているようであればそのまま排泄されることを待ちます。

一定の場所に留まっている場合は、内視鏡で摘出したり、お腹を開いて摘出したりします。

お金(硬貨)

猫 食欲 元気がある 誤飲

電池と同様に、消化管を移動してそのまま排出することができれば、無症状の場合もあります。

しかし、胃などに長期間粘膜を留まっている場合は、嘔吐や食欲不振の原因になったり、腸閉塞を起こしたりします。

処置方法についても、電池と同様、X線検査で硬貨の位置を、時間をかけて確認します。

移動している場合は、そのまま排泄されることを待ち、移動していないことが確認でき、腸閉塞の危険性がある場合は、内視鏡もしくはお腹を開いて摘出する手術を行うことになります。

ペットシーツ、ティッシュ等の場合

これも日常生活で誤飲しやすい物質です。

飲み込んだ量によっては、非常に危険ですので、注意が必要です。

ペットシーツは、水分をしっかり吸水する必要があるので、吸収体などを使用しています。

よって、大量に食べてしまった場合は、お腹の中の水分を吸って膨張してしまい、体内で詰まって腸閉塞になってしまうこともあります。

症状としては、嘔吐や下痢、食欲不振です。

これらの症状が見られた場合はすぐに病院に行ってください。

処置方法としては、対処療法(状態を見た上で対応方を判断する)や、腸閉塞が疑われる場合には、摘出手術を行います。

使い捨てカイロの場合

使い捨てカイロに使用されている成分は毒性が低いため、一般的には中毒症状を引き起こす心配はありません。

しかし、大量に食べることで、下痢や嘔吐が見られます。

NOTE
カイロの主成分は、水、鉄粉、活性炭などです。

病院での処置方法は、対症療法が主な処置となります。

 

ここからは、体内に詰まるような症状ではなく、中毒症状や大きな損傷を引き起こす物質についてご紹介します。

漂白剤

家庭用の漂白剤を飲み込んだ場合、口腔内や消化管の粘膜に炎症や損傷を引き起こし、よだれを流したり、嘔吐、吐血したりします。

目に入ってしまった場合には、角膜や虹彩を刺激していまって損傷し、最悪の場合失明をすることもあります。

漂白剤が粘膜に触れると、傷つけてしまうため、無理やり吐かせようとするのはやめましょう。

水を多めに与えた上で(吐かない程度に)病院へすぐ連れていきましょう。

目に入ってしまった場合は、水で15分以上洗い流してから、病院へすぐ連れていく必要があります。

病院での処置方法は、水分を多くとらせることで、漂白剤の濃度を薄めた上で、薬剤の投与を行ったり、対症療法を行ったりします。

乾燥剤や脱酸素剤

乾燥剤には、主にシリカゲルや塩化カルシウム、生石灰が含まれていますが、シリカゲルは毒性が低く、ほぼ問題はないものです。

しかし、塩化カルシウムと生石灰は毒性が強いため、粘膜の炎症や潰瘍を引き起こし、目に入った場合は、結膜や角膜に損傷を与えます

脱酸素剤の場合は、主成分が鉄粉の場合がほとんどなので、大量摂取しない限りは大きな中毒症状が引き起こさないと考えられています。

漂白剤の場合と同様、吐かない程度に水を多めに与え、目に入った場合は水で15分以上洗い流してから病院へ連れていきましょう。

病院での処置方法は、粘膜を保護する薬剤等を与えたり、対症療法を行ったりします。

保冷剤

保冷剤を飲み込んだ場合、大量摂取でなければ特に症状がでないものもありますが、ものによっては、成分にエチレングリコールが含まれているものもあります。

この成分は中毒を起こす危険性があり、飲み込んだ量によっては、神経や腎臓に悪影響を及ぼし、低カルシウム血症などを引き起こします。最悪の場合、死に至ることもあります。

処置方法は、すぐに病院へ取れていき、誤飲したあとも特に症状が見られない場合は、無理やり吐かせるという催吐処置を行います。

または、薬物作用を中和させるための拮抗剤や解毒剤を与えたり、それらを吸着するために、活性炭(毒物を吸着する性質をもつため)や下剤の投与したり、対症療法を行ったりします。

ゆきち
保冷剤にエチレングリコールが含まれているかどうかなどはわからないことがほとんどだと思うので、保冷剤を飲み込んだことが分かり次第すぐに病院へ連れていくことが賢明でしょうね。

たばこの場合

たばこにはニコチンが含まれているため、摂取後数分間で中毒症状が引き起こされます。

興奮したり、よだれを流したり、嘔吐、下痢、震えやけいれん、起ちあがることができない、ひどい場合は昏睡に陥って死に至る場合もあります。

よって、すぐに病院へ連れていく必要があります。

病院では、食べた直後であれば、無理やり吐かせる催吐処置を行いますが、すでに中毒症状がみられる場合には、その症状を抑えるための処置も行います。

人間用の医薬品

猫 食欲 元気がある 誤飲 薬

薬の種類によっては、大量摂取でなければ問題がないものもあります。

しかし、種類や摂取した量によっては、中毒症状を起こすものがあり、症状も薬の種類によってそれぞれです。

薬のシートを飲み込んでしまった場合は、中毒症状だけではなく、のどや食道、胃粘膜などがそのシートで傷つけられてしまい、食欲不振や嘔吐が見られることもあります。

対処法としては、どの薬を飲み込んでしまったかをまずすぐ病院に知らせましょう。

その後、病院にて、誤飲した直後であれば、無理やり吐かせる催吐処置をとったり、解毒剤や下剤、活性炭(毒物を吸着する性質をもつため)の投与や、輸液などを行うこともあります。

処置方法について、ざっくりまとめると・・・

  • 経過観察(体内を移動していることが見受けられた場合、高繊維食を与え便として排出されるのを待つ)
  • 吐き気を催す薬を投与し、無理やり吐かせる
  • 全身麻酔の上、内視鏡で取り出す
  • 異物が大きい場合や、腸に詰まっている時等は、全身麻酔の上、お腹を開いて摘出する
  • 毒物や薬物を飲み込んでしまった場合は、胃洗浄を行ったり、毒物を吸着する吸着剤や下剤、投薬、点滴、オキシドール溶液を投与する

といった処置をとることになるでしょう。

ゆきち
いずれにせよ、猫の体に大きく負担をかけてしまうこととなるため、誤飲・誤食しないように気を付けてあげる必要があることがよくわかりますね。

誤飲を治療するにはどれくらいの金額がかかる?

猫 食欲 元気がある 誤飲 治療費

私は、病院にはいきませんでしたが、実際にはだいたいどれくらいの料金がかかるか、調べてみました。

便と共に排泄されるのを待つ経過観察の通院や、催吐処置などは、通院一回あたりの平均単価は6,480円です。「家庭どうぶつ白書2019」によると、「手術」では、1回あたりの診療費の平均値は125,618円、「入院」は1回あたりの診療費の平均値は111,587円となっています。

動物病院によって異なりますが、だいたいの目安として実際にあった事例をご紹介します。このほかにも、検査代や薬代などが別途かかることがあります。
手術費(1回)18万9,000円 入院費(6日)13万6,404円

手術が必要になった場合は、だいたい10万円~20万円ほどかかり、通院の場合は、1回7000円弱というところのようですね。

猫が誤飲・誤食しても元気がある場合はあります!

以上、我が家の猫の体験談でした。

我が家の猫の場合は、異物を誤飲していたものの、食欲も元気もいつも通りにかわらずありました。

ただ、うちの場合はおそらく胃の中にとどまっていたため、そのまま自然と自力で吐き出すことに成功したし、飲み込んだものも小さなビニールで、あらわれた症状が軽かったのだと思います。

飲み込んだものが紐や鋭利なものなど、緊急性が問われるようなものを飲み込んだ疑いがある場合は、すぐに病院へ連れていくことが賢明です。

胃から腸に移動してしまって、腸に詰まったり、細胞が壊死すると、手術も大掛かりになり、猫ちゃんの体に大きな負担をかけてしまいます。

ゆきち
少しでも変な症状が見られた場合や、身の回りにあるものがなくなっている場合は、誤飲・誤食を疑って行動しましょう。

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