2022年版・猫との生活の必需品

歯磨き嫌いな猫でも簡単に歯周病予防!らくらく歯磨きシートの成分は安全か調べてみた

猫 歯 歯磨き

こんにちは。諭吉です。

以前、うちの歯磨き苦手な猫ちゃんたちが使っている歯磨きグッズで効果のあったものを紹介する記事を書きました^^

歯磨きできない猫たちに試してきた歯磨きの中で一番効果があったのはコレだった!

その際に「スーパーキャット らくらく歯磨きシート」というグッズを紹介したのですが、これは果たして猫ちゃんたちの体に害のないものを使用されているのかを調べてみたいと思い、今回リサーチした結果をご報告したいと思います!

ちなみに、もう一つおススメグッズにあげた「トーラス 歯磨きが苦手な子に 食後の歯磨きゼリー」に関しては、以下の記事にて含有している成分に関して調べてみた結果を書いていますので、気になる方はご覧ください!

トーラス 歯磨きが苦手な子に 食後の歯磨きゼリーは安全?含まれている成分を調べてみた

歯磨き嫌いな猫ちゃんでも大丈夫!簡単・数秒で磨ける!おススメ歯磨きグッズ

 

では、早速調査していきましょう~!

ゆきち

ロシアンちゃんには効果がないと思って諦めた歯磨きシートだけど、

しろくろくんには絶大な効果があったんです!

今日はその歯磨きシートの成分に関して調べていくで~!

[toc]

スーパーキャットらくらく歯磨きシートとは

スーパーキャットらくらく歯磨きシート」とは、歯ブラシで歯磨きするのが苦手な子や、歯磨きを今までしたことがない子への導入として使える歯磨きグッズです。

その名の通り、ウェットティッシュのようなシートが30枚入っていて、それを指に巻いて猫ちゃんの口の中(歯)を掃除してあげるというものです。

うちでは、ロシアンちゃんの歯磨き入門編として購入・使用したものの、あまり効果が感じられなかったため、この度同じく歯磨きに入門したしろくろくんへ譲ることとなりました。

数日使用した結果、なんと黄色く変色していたしろくろくんの歯がきれいに白くなったんです!

よって猫ちゃんによっては(汚れの種類によっては)効果があるのだということが立証されたのです。

詳しく知りたい方はコチラをご覧ください。

スーパーキャットらくらく歯磨きシートの成分は?

成分

では早速、歯磨きシートに含まれている成分についてみていきましょう。

シートの材質

シートの材質は不織布といって、パルプ・レーヨン・融着繊維によって構成されています。

不織布とは、その名の通り「繊維を織らずに絡み合わせたシート」の事を指します。

そしてそのシートに含まれている成分は、精製水・グリセリン・PG・グレープフルーツ種子エキス・pH調整剤・洗浄剤・緑茶抽出液・抗炎症剤・イソプロピルメチルフェノール・香料の以上10種が表示されていました。

まず不織布を構成しているパルプですが、これは植物の繊維からとれる紙の原料などになり得る素材です。

レーヨンは洋服などにも使われていますよね。融着繊維は、ポリエチレンやポリエステル、ポリプロピレンなどからできた繊維のことを指します。

精製水

さて、次はシートに含まれる成分ですが、精製水はご存知の方もいらっしゃるかとは思いますが、化粧水などに使われていたり、コンタクトレンズや医療器具の洗浄などにも使われていたりする水のことです。特に問題なさそうですね。

グリセリン

グリセリンも聞いたことがある方は多いかもしれませんね。

これは、アルコールの一種で、化粧品や医薬品、また食品にまで幅広く使われているそうです。

水分を保つためや柔らかさを加えるために使用されるようです。

食品や医薬品にも使われているということですので、特に害はないでしょう。

PG(プロピレングリコール)

PGというのは、プロピレングリコールの略称らしく、これは保湿効果があり、主に食品や医薬品、化粧品やシャンプーにも使われているそうです。グリセリンと同じ感じでしょう。

この物質の安全性に対しては、意見が分かれておりどちらが正しいかは判断しかねる部分がありました。

色々と調べてみたのですが、危険だと主張する方の意見としては、

  • PGが表示指定成分とされている(表示指定成分とは、皮膚障害や発がん性などの報告を受けたものの中から有害性が認められたものを指す)
  • 高濃度で摂取すると危険
  • 我々のもとには危険量のPGを含む製品はないだろうが、それを含む製品を毎日継続的に使用したり、沢山食べたりすると危険なのではないか、蓄積されていく
  • PGは経皮吸収を促す成分であるため、これ単独では危険ではなくとも、他の有害物質を体内に浸透させてしまう可能性があるために危険
  • アメリカの癌予防連盟会長は、PGをアレルゲンだと断言している
  • 国内メーカーに問い合わせると、大量に経口摂取した場合は急性毒性があると表示があるものの取り立てて心配するような物質ではないと主張

とのことでした。

うーん、とにかく難しい言葉が色々並んでいるのですが、かみ砕いて言うと、

大量に摂取すると危険だということと、我々が手に取れるものに含まれているPGは少量でも、それらが使われている製品を多く使ったり、毎日継続的に使ったりすることで危険性が上がるので、手放しに安心だとは言い難いのではないか

ということでした。

一方、特に危険ではないと考える人の意見では、

  • PGに限らず色々な成分がアレルゲンとなり得る
  • PGがあればどんな物質でも浸透させられるといっているが、実際角質の内側まで浸透させる力はない
  • 危険だと言われている根拠とされている実験は、経口摂取かつ大量に与えた結果なので、現実味なし
  • ネズミや犬にPGを2年間経口摂取した場合でも内臓や脳に蓄積されなかったという実験結果あり

こちらも難しい話ですが、

この物質に限ってアレルゲンとなりうるのではなく、どんな物質でも人によってはアレルゲンとなり得る。しかも危険とされるゆえんになっている実験は、現実味のないものだ

ということです。

これだけでは安全か危険かは判断しかねますね・・・

ただ、はっきり言えるのは、現時点ではこのように意見が分かれる物質だということです。

完全に安全だとは言い難い物質なので、心配な方や危険性を懸念される方は使用しない方が無難かもしれませんね。

グレープフルーツシードエキス

次にグレープフルーツシードエキスですが、安全性が高く副作用がなく、抗菌作用があることから、殺菌剤や防腐剤として重宝されているそうです。

なんと大腸菌やサルモネラ菌、インフルエンザなどの菌の抗菌にも使用されているようです。

実際にこのエキスがどんなものに使われているのかを探してみると、ある除菌クリーナーにも含まれており、この抗菌パワーによって菌の繁殖を抑えて清潔な状態を保つようにしているとのことでした。

歯磨きシートにおいて期待されている効能は、おそらくこれと同様、抗菌や殺菌効果でしょうね。天然由来の成分ですから、これは安心して使用できそうです。

ph調整剤

pH調整剤は、人間が食べるものの腐敗を防いだり、変色するのを防止するために加工食品などに使われる食品添加物の総称なのだそうです。

酸性またはアルカリ性の度合を調整するために用いられるそうのですが、よく意味がわからなかったので、さらに調べてみました。

「ph調整剤」という表記は、特定の物質を指すのではなく、クエン酸やクエン酸ナトリウム、リン酸などを一括表示したものらしいです。

クエン酸だと知っている方も多いのではないでしょうか。

クエン酸は、果物などに含まれる酸性のものなので(昔なめてみたことがあるのですが、とても酸っぱいです)食品のphを酸性に保つことで変色や腐敗を防止するのだそうです。

またクエン酸には、消臭・殺菌効果もあるため、そうした効果を狙って使われているのかもしれません。

ただ、ph調整剤と表記される物質は34種もあるとのことで、この歯磨きシートに一体そのうちのどの物質を使われているかという詳細まではっきり示されてはいないので、これ以上は詳しく調べることが出来ませんでした。

1種類使われていても、15種類使われていても、「ph調整剤」という表記にしかならないのだそうです・・・

ただ、少量の使用であれば、この34種の物質で安全性に問題があるものは調べた範囲ではなさそうでした。

洗浄剤

洗浄剤とは、汚れを落とし(洗浄)、細菌を減らし(除菌)、臭いを分解し(除臭)、色素を取り除く(漂白)作用をもつものです。この効能を見る以上、歯磨きには効果的だというのはわかるのですが、ただ、人間の歯磨き粉にも「洗浄剤」という表記はありませんでした。

「洗浄剤」と一言にいっても、具体的にどんな物質を含んでいるのかがリサーチできなかったので、これも詳細を納得いくまでは調べることが出来ませんでした。

緑茶抽出物

緑茶抽出物は、チャノキという植物の葉から抽出したものです。成分の中にはポリフェノールの一種であるカテキンを含んでいます。

カテキンという言葉なら聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。お茶に含まれているもので抗菌作用がある物質です。

そういえば、普通の水よりお茶でうがいをするといいとか聞いたことがあります。

実際に人間に対しても虫歯の予防効果が発揮されているようです。抗菌作用があるからか、消臭効果もあるそうなので、猫ちゃんたちの虫歯予防だけではなく、口臭防止に役立つ成分のようですね。

これは自然のものから抽出したもので化学物質ではないので、体にも害がないのがいいですね!

抗炎症薬

抗炎症薬とはその名の通り、炎症を抑える医薬品の総称です。調べてみると、人間の場合には、アレルギー反応を抑えたり、スズメバチや毒虫に刺された際の炎症を抑えるためにも使われていました。

これは何のためにこのシートに含まれているかはわからないのですが、歯茎などが歯肉炎で炎症を起こしたりしている場合に炎症を抑える効果を見込んで使われているのかもしれませんね。

安全性ですが、パッケージには「抗炎症薬」としか書かれておらず、一体どの抗炎症薬を使っているのか、詳細な物質がわからなかったのでこれ以上は詳しく調べることができませんでした。

イソプロピルメチルフェノール

イソプロピルメチルフェノールは、なんだか呪文みたいに長い名前ですが(笑)これは、殺菌作用に優れた有効成分だそうで、口の中に発生する常在菌を殺菌してくれる働きが期待できるものだそうです。

これもカテキンと一緒で歯周病・歯肉炎予防口臭予防につながりそうですね。

ちなみに人間の製品には、同様に歯周病予防として、歯磨き粉に使われていました。

その他には、制汗剤やニキビ予防にも使用されていました。

これらも菌を殺すことで体臭を消したり、肌荒れを抑えたりするために使われているのでしょうね。

こちらは、使用できる基準値が厳格に厚生労働省によって定められているらしく、1度に大量に使用しなければ、体や環境に害はないとされているそうです。

ただ、これは人間に対してなので、猫ちゃんやわんちゃんにとっても安全なのかまでは詳しくわかりませんでした。

以上より、詳しく調べることができなかった物質も多かったため、以前の歯磨きゼリーのように完全に安全だとは言いきれないという結果になってしまいました。とても残念です。

ただ、調べてみた結果からわかる範囲では、明らかな劇薬や、体調に悪影響を及ぼすものは含まれていませんでした。

しかし、長期的に利用するとなった場合に、必ず100%安全だ!とは強くは言い難く、懸念が残るかもしれませんね・・・

やはり大切な猫ちゃんに使用するものですから、確実に安全だということが証明されたものの方が使いやすいですよね。

確かに効果が実感できる商品であることは、うちのしろくろくんの例を見る限り間違いないですし、やはりその効果が出るような成分が含まれているということも今回調べてみてよくわかりました。

こんなにいい商品でかつコスパも素晴らしい商品なので、完全に安心して使えればなおいいのになぁと思います。



どこで手に入る?

商品 買い物

この商品はわりと簡単に手に入ります。

スーパーやドラッグストアのペット用品のところにも置いてありますし、ペットショップなどにいくと大体置いてあるかと思います。

これの耳掃除版とかもあるのですが、それもよく見かけます^^

もちろん、Amazonや楽天といったネットショッピングでも手に入れることができます。

こちらはAmazonのリンクです↓ 1個売りは現在Amazonからは売られておらず出品者からの販売のみで、送料が割高なので、2個セットがおススメです。

スーパーキャット (Super Cat) らくらく歯みがきシート プレミアム 30枚入×2個パック

まとめ

  • 効果も期待出来てコスパもよい
  • 効果が見込める成分が含まれていることもわかったが、継続的に使っても大丈夫か少しだけ不安
  • 販売箇所は幅広く手に入れやすい

いかがでしたでしょうか。少しでも参考になったのであれば、嬉しく思います^^

なかなか詳細まで表記されておらず、完全に調べることが出来なかったのはかなり残念であり、歯がゆいですが、

今後もこういう長期にわたって使用していく必要があるものに関しては成分を調べられたらなぁと思っています。

やっぱり安心して使っていきたいですもんね!!

きょうも きみのにゃんこポイントが 1ポイント あがった!