こんにちは。諭吉です。
今日はルーンちゃんの月1回の健康診断の日でした。
実はルーンちゃん、3月頃に少し実家に預かってもらっていたんですが、その時に「膀胱炎」になってしまいまして。
その時私は仕事で別の場所にいてすぐには帰れなかったので、家族に病院に連れて行ってもらったんですが(いつも通っている病院とは異なる実家から近い病院)
「細菌性の膀胱炎か、石が詰まっているかのいずれかです」と獣医さんに言われたそうです。
血液検査もしたそうなのですが、はっきりどちらが原因かは結局言われなかったそうで。
「一体どっちなの~!?」と不安になってしまっておりました。
幸い今は特に異変は見られないのですが、念の為に健康診断の際に担当してくださる獣医さんに膀胱炎について聞いてみよう!と思って本日聞いてまいりました!
「おトイレの様子がおかしい」
「何度もおトイレにいく」
「なんだかおトイレが辛そう・・・」
「おしっこの量が変・・・」
などなどの症状から、「もしかしたらうちの子も膀胱炎かも?」と不安になっておられる飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。
今日はそんな方にとって少しでも参考になればと思い、うちの子が膀胱炎になったときの状況・症状や、獣医さんに聞いてきたことをお話ししていきたいと思います!
ルーンちゃん
「もしかしたらうちの子もなっちゃったかも!」と思われたなら、すぐに病院に連れて行ってあげてね!
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膀胱炎とは?
膀胱炎って人間でもなる病気ですよね。
飼い主さんの中にもなったことがある方はいらっしゃるのではないでしょうか?
実は諭吉も1度だけ、何の前触れもなくなったことがあります。
私の膀胱炎体験の詳細に関しては今日はひとまずおいておきますが、膀胱炎ってとにかくすっごい痛いんですよ!!!
こんなに痛い思いを猫ちゃんもするのかなぁと思うと、膀胱炎にならないよう全力でケアしてあげようと思います!!!
膀胱炎とは、尿をためておく「膀胱」という器官に炎症が起きている状態のことを指します。
「膀胱」とは、腎臓から送られてくる尿を一旦ためておく袋状の器官で、尿道につながっています。(「Pepy」さん参照)
なんとこの「膀胱炎」は猫がかかりやすい病気の上位にランクインしているそうです。
猫の膀胱炎の主な症状とは?
- 頻尿
- 尿の量が少ない
- おトイレの時に鳴く
- 尿が臭い
- 白濁した尿が出る
- 粗相をする
- 排尿する姿勢になってから実際におしっこが出るまでの時間が長い
- お腹を触られるのを嫌がる
- 血尿
といったものが膀胱炎になったときの主な症状のようです。
その他にも、元気がなくなって食欲不振になる子もいるのだとか。
- 頻尿(とんでもない回数トイレにいく)
- トイレにいっても尿が出ていないもしくは出ていたとしてもごく少量
- 血尿(ピンク色の尿が出る)
といった症状がうちの子には見られました。
まず、もっとも特徴的だった・異変を感じた行動は、トイレにいく回数が格段に多くなったことでした。
基本的に、1日2回のおしっこと1日1回のうんちの計3回しかおトイレに入ることはない子でした。
初めは「そういえば、なんだかおトイレにいく回数が増えた?」程度でしたが、症状がひどくなるにつれてその回数は増え、最終的には1日に20回程度おトイレに出たり入ったりしていたようです。
トイレの回数が増えたと思ったら今度は、「トイレを掃除しようとしたものの、そもそもおしっこが出ていない」という症状がみられました。
全く出ていなかったり、出ていたとしても10円玉大程度のおしっこのみ。
うちは固まるタイプの猫砂を使っているのですが、正常な時は大体コンビニのおにぎりくらいの大きさ(?)のおしっこの塊がおトイレにできています。明らかに10円玉大の塊は小さすぎますよね。
そして極めつけは「血尿」です。
おトイレの砂が白いものだったため、ピンク色の塊ができていることに気が付きました。
この症状が出て、やっぱり何かおかしいと確信し、即病院に連れて行ってくれたそうです。
膀胱炎には種類がある
ルーンちゃんは病院に連れて行った結果、
「細菌性の膀胱炎か、尿道に石が詰まっているかのいずれか」
といった曖昧な診断しかされなかったのですが、今日獣医さんにおうかがいしたところ、膀胱炎には3つの種類があるそうです。
- 細菌性の膀胱炎
- 尿石症による膀胱炎
- 突発性膀胱炎
の3つです。
細菌性膀胱炎
文字通り、細菌が尿道を通って膀胱内に侵入し炎症を引き起こすこと(細菌感染)を指します。
特に女の子は尿道が短いために細菌が入りやすくかかりやすい傾向にあります。
トイレが気に入らないからとおしっこするのを我慢をして排尿回数が少なかったりする場合にもかかりやすくなります。
尿石症による膀胱炎(尿路結石)
尿の中のタンパクやマグネシウム、尿酸、カルシウムなどが結合して結晶になったり、石のように固まったものが膀胱内などにできると、それらが猫ちゃんが運動するたびに動くことで膀胱内が傷つけられたりすることで発症するものです。
ちなみにくろくんはこの尿路結石になってしまったため、今も食事療法を継続して行っています。
くろくんの今まで治療にかかった費用を計算してみました。コチラの記事を参照ください☆
【体験談】尿路疾患の症状とは?尿路結石の治療費総額はうまい棒何本分なのかを計算してみた
突発性膀胱炎
これは何が原因で起きたかわからないとされる膀胱炎だそうです。
獣医さん曰く「特発性」という名前が付くものは原因がわからない、という意味だとのこと。
しかも膀胱炎の中で最も多いのはナントこの突発性膀胱炎なのだそう。約6割を占めているとか。
肥満や水をあまり飲まないことによる水不足、膀胱内の膜の異常や神経系の影響、ストレスなどの心因的なことが原因だと考えられているそうです。
ストレスを感じやすい猫ちゃんは、そうでない猫ちゃんに比べるとこうした病気になりやすいのかもしれませんね。
上記2つの膀胱炎(細菌性と結晶によるもの)に関しては、猫ちゃんのおしっこを検査して、結晶があるか・細菌に感染しているかを確認することでわかるそうです。
3つめの特発性膀胱炎に関しては、尿検査を行っても結晶や細菌などがないにも関わらず頻尿、血尿などの症状を示しているため、尿検査以外にも超音波やレントゲン検査を行って他のなんらかの疾患にかかっている可能性はないか等詳しく調べる必要があるようです。
獣医さんにうちの子は一体どれが原因だったのでしょう?と聞きました。
というのも細菌性であればまだいいのですが、結晶や結石が原因だと、今後一生涯にわたって食事療法を行う必要がある場合もあります。
それが不安だったため今回膀胱炎についておうかがいすることにしたのです。
念の為、膀胱炎になってからは結石ができないようにするご飯に切り替えて現在も与えております。
ルーンちゃんは、薬を与えたところほんの数日で症状が改善され、普通の状態に戻ったので、そのことをお伝えすると、「おそらく細菌性ではないか」とのことでした。
結晶や結石ができている場合はそのように数日で症状が改善されたり治ったりしないとのこと。
どうしても不安であれば、猫ちゃんのおしっこを病院にもっていけば、上記の通り尿検査をし結晶が混じっていないかどうか確かめることができるとのことでした。
膀胱炎になりやすい子は?
細菌性膀胱炎は、女の子の方が尿道が短いため、そこから細菌が入って発症しやすいようです。
かわって男の子は尿道がものすごく細いので、結石ができると尿道に詰まって閉塞してしまう恐れがあるようです。
また、肥満気味の猫ちゃんも注意が必要だそうです。太っていると、動くのが面倒で水を飲まなかったり、おしっこを我慢したりすることで尿が濃くなり結石ができやすくなります。
膀胱炎を治すための処置は?
うちのルーンちゃんの場合は、抗生物質を5日ほど服用するように処方されました。
それを毎日朝ごはんと夜ご飯の時にウェットフードの中に埋め込んで隠しながらあげていました。
また、お水をしっかり飲めるように水置き場を増やしました。
たくさん水を飲ませることで、おしっこと細菌を一緒に体外に出すことが大切なのだそうです。
そうすると2,3日でおしっこに頻繁に行くことは減り、おしっこの量も以前のように戻りました。あれから数か月経ちましたがもちろん現在も1日2回のおしっこ、量も正常です。
先生のおっしゃる通り、細菌性だろうと私も思います。抗生物質が細菌に効いたことで治ったのだろうと思います。
もし細菌性ではなく、結石や結晶ができている場合は、外科手術や膀胱洗浄を行う場合もあるそうですが、上でもお話ししたように「食事療法」が必要になってきます。
我が家のくろくんは尿路結石を患ったため、現在もずっと食事療法を行っています。
またこれに関しても近々記事をかければと思っております。
食事療法とは、ミネラル成分やイオンバランスが特別に調整されたご飯を食べることで、おしっこの中の結晶を溶かしたり、結晶ができないようにする処置です。
しかし、処方食をやめると再発してしまう場合もあるので持続的に食べる必要があります。
実際くろくんは、尿路結石が出来てからはおやつもダメで、もうここ数年ずっと決まったご飯しか食べていません。
突発性膀胱炎に関しては、ストレスのもとと考えられる要因を取り除いてあげたり、突発性膀胱炎の子用のフードを与えたりすることで治していきます。
それでも改善が見られない場合は場合は抗不安薬を使う方法もあるのだとか。
原因が猫ちゃんごとに違うため治療方法が異なるので、必ず病院に連れて行って指示を仰ぎましょう。
いずれにせよ、細菌性の膀胱炎のように特効薬がないのは猫ちゃんも飼い主さんも不安ですよね。
多くの猫ちゃんは3〜7日間で症状が緩和していくそうですが、再発率が高いようで1〜2年の間に約50%の猫は再発してしまうそうです。
膀胱炎を予防するために気を付けるべきこととは
じゃあならないようにするにはどうしたらいいか、という予防が大切ですよね。
まずは、トイレをいつも清潔にしましょう。
トイレの砂は最低でも2週間に1回はすべて新しいものに替えるのが理想だそうです。
また、トイレの場所を頻繁にかえたりして猫ちゃんがストレスを感じておしっこにいきたがらないなんてことがないようにしてあげましょう。
そして水をたっぷり飲ませましょう。
水飲み場を多く設けたり、新鮮なお水に入れ替えてあげるのも大切ですね。
お水をもともとあまり飲まない子であれば、ウェットフードなどで水分を摂取できるようにしてあげる工夫が必要だと思います。
ストレスが原因でなる膀胱炎もありますから、猫ちゃんにとってストレスフリーな環境を作ってあげることも大切ですよね。
室温を適温に設定したり、猫ちゃんが1人で安心できる隠れ家を作ってあげたり。
キャットタワーやおもちゃを用意して運動してストレス発散させてあげるのも大切です。
食事が原因で結石や結晶ができるとのことでしたから、日々の食事に気をつけて結石ができないようにすることも大事ですね。
煮干しやかまぼこ、海苔などのおやつの食べすぎには注意しなければなりません。
くろちゃんに結石ができてしまったのも、食べ物が深く関係していると思っています。それはまたいずれお話ししますね。
また、予防のための専用フードも売られているようですよ。膀胱炎の原因菌の増殖は、抗酸化作用をもつ「ポリフェノール」という物質によって抑えることも可能だそうです。
日頃から猫ちゃんの様子を観察することはもちろん大切ですが、トイレの砂を観察することも大切だと思います。
うちの子の場合も、「おしっこの量が極端に少なかったこと」や「血尿」を発見できたために病院に連れていくことができました。
砂の色も白色だとおしっこの色も日頃からわかりやすいのでおススメですよ。
またおしっこの量の多い・少ないにも気付けるように、固まる砂トイレを我が家では愛用しています♪
一度膀胱炎になってしまうと、その後保険に新たに入ろうとしたり、別の保険に乗り換えようとしたときに「下部尿路疾患」系の病気は保険がきかなくなる可能性が高いです。
ルーンちゃんも、今後膀胱炎や尿路疾患にかかった場合、保険は適用されません~(´;ω;`)(この辺のお話も後日UP予定です)
なので膀胱炎にならないようにしっかり予防してあげてくださいね!
あ、ちなみに膀胱炎の治療費は、まちまちだと思いますが、細菌性膀胱炎(の疑いが強い)場合は・・・
すみません、また領収書を探して近日中に必ずUPします(笑)
36,061円でした・・・これは保険が適応されていない金額ですね。
保険適応された場合は20,131円でした。ちなみにこの時の保険は「アニコム損害保険」のどうぶつ健保ふぁみりぃ50%プランでした。
そしてもし少しでも膀胱炎の疑いがあれば、手遅れにならないうちに早く動物病院へ連れていってあげてくださいね。
まとめ
- 膀胱炎はかかりやすい病気
- 膀胱炎にもいろいろ種類がある
- 予防や再発防止には飼い主さんの管理が必要不可欠
膀胱炎は誰でもかかりうる身近な病気です。
「おしっこが出にくい」「何度もおトイレにいく」などの今日紹介した症状が見られたら、できるだけ早く病院に連れて行って処置してもらってください。
たかがおしっこと軽く考えていると、急性腎不全を起こし命に危険を及ぼしてしまう可能性もあります。
日頃からしっかり猫ちゃんの様子を観察してあげましょうね^^
きょうも きみのにゃんこポイントが 1ポイント あがった!