こんにちは。ゆきちです。
うちのくろくんは、もう1年以上慢性的な便秘に悩んでおり、スムーズな排便ができません。
以前もオリーブオイルを与えてみたり、ビオフェルミンを与えてみたりと、色々と調べて効果があると考えられるものは試してみました。
その時の詳しい体験談と結果はこちら↓↓
猫の便秘は何日目から?便秘解消!我が猫にビオフェルミンやオリーブオイルの効果を試してみた
そのときも、何度もトイレにいくものの出ない、あまりに力みすぎて吐き戻しを何度もする、痛くて叫び声をあげる、という症状に毎日悩まされていましたが、病院にいって処方してもらったお薬(ラクツロースという液体のお薬です)を与えたことで、それらの症状は改善されたんです。
しかし、それから1年後の現在・・・
今日は、その仁義なき奮闘をお話したいと思います。
同じように便秘で悩んでいる猫ちゃんや飼い主さんにとって、少しでも参考になればと思い、今回の体験を詳細に記録することにしました。
この体験記が誰かの役に少しでも役立てれば嬉しいです。
追記:なんと!その後、あることをした結果、便秘の症状が見られなくなったんです!!!(毎日快便です・・・!)
その解消法は後ほどご紹介しますね!!
我が家の猫・くろくんの便秘の症状
もともと、くろくんは便秘もちでした。
以前の記事でもお話しておりますが、くろくんは尿路疾患にかかったことで食事療法をしていまして、その食事が便からも水分を極力奪ってしまうことで便が通常よりかなり固くなってしまったことがそもそも便秘のはじまり・主な原因となってしまいました。
それに加えて、加齢のせいでもよりいっそう便秘を促進してしまっています。(くろくんは13歳です)
加齢によって大腸や直腸が弱ってくるから、ということだけではなく、年をとると寝ることが多くなってしまい、あまり動かないために水分をとらなくなってしまう、ということも便秘を促進させることに繋がってしまうのです。
と、いうわけでもともと結構ひどい便秘持ちではあったのですが・・・
しかし、そのお薬を今も継続して飲んでいるにもかかわらず、数日前から、新たにくろくんに見られた便秘の主な症状というのが、
- 毎日便がでない(2日間くらいでない)
- 出ても便がカチカチ
- 何度もトイレを行き来するがなかなか出ない
- トイレで大きな鳴き声をあげる
- 便が大きすぎて切れて血が出ている・便に血が付着している
- いきんでもでないので、最終的に口で無理やり噛みちぎって出したり、その辺に落ちていたりする
- 何度もトイレに行きすぎて、吐き戻す
- 便の大きさがとても太い ⇐ココがミソ
です。
薬を処方してもらう以前に見られていた症状がまた再発し、以前よりも更にひどくなってしまったのです。
「ここがミソ」って書いたんですが、くろくんの便はとっても太いんです。
猫ちゃんの便って、人間の小指くらいの細さで、長細い時もあれば、ころころしたときもありますね。
でもくろくんの便は、人間の親指の1.5倍くらいの太さがあるんです・・・
これをお尻から無理やり出そうとするわけですから、そりゃあなかなかでないし、出ると切れて血が出ちゃうってわけです。
そしてついに・・・
2日間便が出ず、夜中に十数回もトイレにいっていきんでもでず、何度も何度も吐いてしまう始末・・・
あまりにも力を使い果たしてしまったのか、翌日はご飯も食べずにぐったりとしており、顔もいつもとは全く違う、元気のない顔(´・ω・`)・・・
そう思って、病院に連れていくことにしました。
病院でもらったお薬(ラクツロース)ですが、当初はシリンジで毎日1mlずつ朝と夜に与えていました。
それで初めのうちは効果があったのですが、段々とそれでは効かなくなってしまい、病院の先生に改めて相談したところ、
「症状が改善されるまで、量を増やして調整してもらってよいですよ」とのことでしたので、2mlへ増やしました。
しかし段々とまた効果が出なくなり・・・
こうして効果が出たりでなくなったりを繰り返し、現時点で、朝晩それぞれを3mlまで増やしましたが、それでも上記のような症状が出てしまったのです。
便秘の猫への病院の対処法 何日間通院した?どんな処置をした?費用はどれくらい?
1日目に病院で獣医さんが行った処置
その日の夕方に病院へ連れていきました。
すると、まず体重を測ったのち、熱を測りましたところ、熱が出ているとのことでした。
猫の平均体温はだいたい38℃くらいと言われています。
そのときくろくんは40℃以上の熱がありました。(おしりで熱ははかられました)
それから、腹部を触診。
痛かったのか、触られると唸りだし、シャーシャー威嚇しだしました。
体をよじって逃げようとします。
くろくんは普段とても大人しく、絶対に人にシャーシャーということもありませんし、痛みにもとても強い子ですから、よほど痛かったんだと思います。
「かなりお腹が腫れて、便がたまっていますね。しかもとても硬いです。」と、先生。
そこで、まずは皮下注射で体内に水分をいれる処置をされました。
ぐったりしていて全然水も飲んでいませんでしたから・・・
首元に針をさし、点滴の要領で液体を体内(皮下)に数分の間送りました。
こうすることで、大腸から水分を分泌させ、今そこに存在している便を少しでも柔らかくさせる・またこれから生じる便を硬くさせないのだそうです。
それから、慢性的にひどい便秘をおこしていたことと、何度も過剰に排便をしようとしたことで大腸が炎症を起こしてしまっているとのことでしたので、
さらに注射で消炎剤と、痛み止めを打たれました。
触診されていたとき、痛がっていたのはおそらくこの炎症のせいもあるでしょう。とのことでした。
これで、水分を体内に入れて、便から水分を吸収されづらくし、今起きている炎症を抑えるという処置が施されました。
そして次に・・・
肛門の付近に固まってしまっている便を取り出しましょう。ということになりました。
どうやら、肛門付近に便が固まってしまい、栓をしているような状態になってしまっているとのことでした。
これが出口を邪魔していて、便意はあるものの、外に排出されない原因になっていたそうです。
人間の場合も同じですが、体内に便が留まると、その便からどんどん水分が体内に吸収されていってしまいます。
水分不足だとなおさらです。
体が水分を求めて、少しでもどこからか水分を得てやろう・・・となります。
熱中症だけではなく、こうした便秘、また尿路疾患を引き起こす原因ともなりえるんです。
水分は猫にとってもとても大事なのです。
くろくんは、すでに2日以上その便が大腸内にとどまっていたので、すっかり水分を吸い取られてカラカラの硬い便になってしまっており、
さらに後ろから新たな便(これも既にカラカラ)が押し寄せてきていることで玉突き事故のような状態を起こしており、それが凝縮されて肛門をふさいでしまっているという状態だったそうです。
ですので、非常に痛い話ではありますが・・・
先生が手で便をかきだす、という処置を行いました・・・
ひどく叫び、怯え、怒っていました・・・
実は、以前にも別の病院へ便秘で一度連れていったことがあるのですが、今回と同じように「便を外に出した方がいい」とのことで処置をされたのですが、
そのときはなんと金属のペンチみたいなもので無理やりぐりぐりとかき回し、便をひきずりだそうとしたため、
くろくんが今回以上に壮絶に痛がり、ブルブルと震えていました。
しかし、今回は先生が手で処置してくれたので、加減がわかったのでしょう、もちろん痛がりましたが、以前ほど叫んだり怯えたりはしませんでした。
(ちなみにその以前行った病院では、その処置後、入院を迫られましたが、うちのくろくんは家に帰れない・家の人間が傍にいないと、ひどく落ち込み体調が悪化し余計に弱ってしまうため、入院は断りました。
その代わり、水分を与えないといけないといわれ、毎日点滴を受けるために1種間ほど通院していました。(正直怯えて弱る一方で、便秘には全然効果がありませんでした(^^;
そのことがあったので、病院通いをやめ、オリーブオイルを試してみたり、ビオフェルミンを与えてみたりと画策したわけです。 )
ちょっと話が逸れましたが・・・それから、お尻から浣腸をしました。
これは、今大腸内に存在している便を非常に柔らかくして、排出しやすくするための液体を注入したのです。
注射器を肛門に突き刺して、そこから徐々に液体を注入していきましたから、ひどく痛がり、暴れようとしました。
(こんなくろくん、ホントに珍しいんですよ・・・)
以上の処置を終え、また明日来てください、と言われてその日は帰宅しました。
この日、とっても有益な事を聞いたんです。
「ここがミソ」と記しましたが、くろくんの便がとても太いのは、年を取って肛門のしまりが悪くなっていたからなのかなと思っていたのですが、どうやらそれも便秘のせいなんだそうです。
本来の便は、小さくて細いのに、なかなか外に出ないせいで、腸の中で玉突き事故を起こし、それがだんだん凝縮されて、大きく太い便が出来上がってしまうのだそうです。
なので、腸に留まる時間を作らなければ、年を取っていても細くてちいさな便が出てくれるわけなのです!
確かにそういわれれば納得できますよね!
便秘に対する処置 2日目
2日目は、本当に小さな便が1つだけ出ました。
うさぎの便ほどの小さなものでした。
それから、少しだけご飯を食べました。(いつもの食事の半分にも満たない量でしたが)
熱も少し下がったようで、昨日よりはぐったりしていませんでした。
そして、夕方に病院に連れていきました。
早速触診をしてもらうと、「浣腸のせいか、昨日よりは少し便が柔らかくなってきていますね。」とのこと。
ただ、やはりまだ水もろくに飲んでいない状態であることと、まだ便が硬い状態ではあるので、1日目同様、皮下注射で水分を注入し、肛門から便を柔らかくする浣腸をしました。
それから、大腸や直腸の炎症を抑える消炎剤と、痛み止めを首元に注射。
「もう少し様子を見たいので、また明日も来てください」とのことで、その日も帰宅しました。
便秘に対する処置 3日目
さて、3日目は、2日目に比べるとさらにご飯を食べるようになりました。
2日目はいつもの量の半分くらい食べましたが、この日は7割くらい食べるように!
便は、太いもの(大体親指の一回り大きいくらいの太さ)を親指1本分くらい、朝に排出。
小さなうさぎのような便を人差し指の第二関節分くらいでました!!
ティッシュで便をつかんでつまんでみましたが、いつもの(病院に行く前の)便よりは少し弾力がありました。
いつもの便は、かっちかちで、床とかにたたきつけると、小石をぶつけているようにコツン!と音がするのです。
熱も完全に下がっており、顔つきも以前よりもしっかり!いつものかっこいいくろくんに戻っていました^^
病院に連れていくと、まず体重を測りまして、「あら、前より増えてますね」と言われました。
ご飯を食べられるようになったからでしょうか?
ちなみに体重は5.9㎏でした・・・でかい・・・(笑)
それから、くろくんの顔を見て、「お、前よりも元気な顔をしているね。良かった良かった」と。
くろくんもちょっと得意げな顔をしていました(笑)
しかし、ここからがまた痛みとの戦いです・・・
お腹を触診。
「あー、昨日よりも大分柔らかくなっていますし、お腹の腫れもましになってますね。」とのこと!
「ただ、やはり腸内で玉突き事故を起こしているので、これを少しずつほぐしながら、大腸から便を剥がし、より便を出しやすくしてあげましょう」ということで、お腹をもみもみする時間が始まりました。
初めはじっとしていたくろくんですが、段々痛いところを、それなりの力で触られ始めたからか、「うー」と怒りだしました。
「炎症を起こしているし、外から便をほぐしているので痛がるのも当然でしょうね。ごめんね~」ということで順調に処置は進みます。
10分弱くらいお腹をマッサージしてもらいまして、無事に便がくっつかずに離れられたとのこと。
それから、やはり水分はあまりとれていないので(水を飲んでいる姿は一切見られなかった)今までと同様、皮下注射で水分を注入します。
今日は浣腸はなしです。
触診から、もう便は十分に柔らかくなっていることがわかったからだそうです。
もっと柔らかくするために浣腸をしてもいいのですが、そうすると今度は便意をもよおさなくなってしまい、便がべちゃべちゃになって体内にとどまったままになってしまうのだとか。
その代わり、もし可能であれば、自宅で別の浣腸をしてほしい、と言われました。
別の浣腸というのは、今までは肛門から液体を注入して便を柔らかくするのが目的でしたが、今回のものは、柔らかくするのではなく、便を排出しやすくする、便を出したくなるようにするのが目的の浣腸なのだそうです。
柔らかくなったかつ、くっついている便を離した状態のうちに、今ある便を体外にだしてしまいましょう。ということだそうです。
病院で処置してもよかったのですが、浣腸をして大体10分以内にはもよおしてトイレをしてしまうため、病院で処置をするとケージの中でしてしまうことになってしまうだろうから、家に帰ってからトイレの近くでやってあげるのがいいだろう、ということになったのです。
結構先端が太い注射を見せられて、(もちろん針ではないです。先はプラスチック)
「これを肛門から入れて、できれば先端を直腸にしっかりと入れてほしいです。しっかり入っていないと、中に液体が入っていかず、入り口で逆流して外に流れてきてしまうからです。」と説明頂きました。
納得です。理解できました。
が、先述の通り、おしりに思いっきりブスっとさせる技量の自信と、くろくんの忍耐力に自信がなく・・・(´;ω;`)
「自然と出るのを待つのはダメでしょうか。体に負担をかけてしまうのではと怖いですし・・・」と母。
「まあ、それでもいいですよ。飼い主さんのやりたいようにで大丈夫です。すでに便はもう柔らかくなっていますしね。
ただ、もし可能なら、状態のいい今のうちに早く出してしまう方が、この子としても早くすっきりできると思いますけど」ということでした。
やっぱり人間にとっても猫にとっても信頼できる病院を見つけるというのは大事なことだと痛感しました。
結局、自宅での浣腸は断念することになりました。
そして・・・実は昨日帰宅してから、私、気づいたことがありまして・・・
どうやら、肛門の横が腫れあがっていて・・・
あきらかに、肛門嚢のあるところ(位置で言うと、時計の8時の方向)が赤く腫れあがっており、しきりになめているせいか、毛がはげて粘膜がむき出しになっていたのです・・・
くろくんは既に肛門嚢炎に2回罹患しておりまして。
その時の症状・処置法・費用は記事にまとめています↓↓
体験談│猫が肛門嚢破裂・肛門嚢炎に…自然治癒する?費用や症状・治療法を公開│放置はOK?
再発編↓↓
体験談│猫の肛門嚢破裂が2回再発した…症状や処置法、治療中の状態や費用についてのお話
それを先生に報告したら、「じゃあちょっと見てみますね」とのことで見て頂きました。
「あー、たしかに腫れてますね。これは液体が溜まってしまっているので、注射器で中身を抜いてしまいましょう」とのこと。
「先端が細い金属の注射針で、腫れた粘膜をさして、そこから注射器で液体を抜き出すので、猫ちゃんを触ったりして気をそらせてあげていてください。」と言われました。
ちなみに、病院には、首輪をつけていった方がいいんだそうです。
というのも、首輪に手をひっかけながら、顔をなでてあげたり頭を撫でてあげたりすると、処置をしている猫を大人しくさせることができる・暴れるのを抑えやすいのだと、獣医さんに教えてもらいました。
実際に、3日目以降は首輪をつけていきましたが、確かに首をふって身をよじって暴れようとするのを、首輪に手をかけて制御してあげるとやりやすかったです。
中指、薬指、小指を首輪に通し、人差し指と親指で顔を撫でてあげるといいです。
そうすると、うまくいけば1人でおさえることもできますし、あとは助手の方が胴の部分を抑えれば、さらに安定して処置を受けることができました。
そのように、母と私で2人がかりで必死に気をそらしているうちに、注射を肛門嚢にプスッと。
ただ、肛門嚢にたまっている液体の粘度が非常に高いようで、細い注射では液体を抜くことができませんでした。
幸い、むき出しになった肛門嚢は、表面が乾燥し、パリパリになっていたので、穴を開けてもあまり痛がらなかったようです。
そして、次はもう少し太めの注射針を刺して、再度液体の抽出を試み・・・
プスッとさした穴からもすでにぴゅっと出ていたので、「注射器で吸ったあと、穴から絞り出してみますね」と先生が手で肛門嚢を押して液を出そうとしました。
もちろんこれは痛いので、くろくんも唸って痛がりました・・・
ある程度出してから、「このまま放っておいてもあとは自然と出てくると思うので、少しだけ穴を広げておいて自然とでるのを待ちましょう」ということで、肛門嚢に注射針でちょんちょんと穴を広げてもらいました。
それから、前日までと同様、消炎剤と痛み止めを首元に注射。(大腸の炎症とともに肛門嚢炎の炎症のためにも)
これにてようやく本日の処置は終了。
浣腸を断念した代わりに、毛玉ケアで使われる「ラキサトーン」を使用してみるといいと思います、と提案して頂きました。
ラキサトーンというのは、猫が毛玉を吐いてしまうのを防ぐ液体状のお薬です。
これをなめて摂取させると、毛玉をぬるんと便と一緒に排出するように促すことで、毛玉を吐かなくなるというものなのです。
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これを与えることで、便をぬるんと排出させることも見込めるので、浣腸と同様の作用が得られるかと思います、とのことだったので、これも処方してもらうことになりました。
どうやらこのラキサトーン、あげる量が多いと、お腹がゆるくなる(よりいっそう「ぬるん」効果がみられる)という性質があるようで、本来は喜ばれない副作用ですが、便秘のくろくんにとっては超ラッキーな作用なわけです。
3日目は、お薬も処方されました。
まず、肛門嚢炎で化膿してきているので、抗生物質と炎症を抑える薬を3日分もらいました。(ビクタス錠とデカドロン)
また、便をやわらかくし、腸の動きを促進させるお薬(モサプリド)ももらいました。(1日1回飲ませます)
そして、先ほど登場したラキサトーン。
今与えているラクツロースも引き続き継続して与え、量をもっと増やしていいですよ、とのことでした。
あとは、「これは便が完全に出てしまって、今後の便秘予防策としてだけど・・・」と、食物繊維を多く含んだロイヤルカナンの消化器サポートの療法食の試供品を頂きました。
パサパサの便をぬるんと出す、という具合だそうです。
今の食事は、尿路疾患用の療法食ですが、それがやはり便秘を深刻化している大きな原因の一つだということで、便秘が改善されるまでは、このご飯に切り替えたほうがいい、といわれました。
また結石が出来てしまうのでは・・・と少し怖くはありますが、くろくんの場合は、あれ以降尿路結石はできていませんし、現状では便秘の方が体に多大なる負担をかけているので、まずはそちらを優先すべきではないかと思う、と先生はおっしゃいました。
次の通院は、3日後でOKとのことでした!
ここまで3日間毎日通いましたが、それだけ症状の好転が見られたということでしょう!
あとは便がしっかり出てくれるといいのですが・・・
現在、この記事を書いているのが、その3日目です。
現時点ではまだ便は出ていません。
食事に関しては、いつもの8割~9割食べたので、そこは安心しています。
あと、肛門嚢はぱっくり穴が開き、どうやら液体は排出されたようです。
あと、困ったことと言えば、1日目と2日目は問題なかったのですが、3日目は家に帰る途中に嘔吐してしまいました。
原因はわかりませんが、朝食べたフードが出てきていました。
ずーっとお尻付近をなめていたので、毛玉を吐いたのか、お腹を刺激されたために吐いたのか、そこは先生にまだ聞いていないので定かではないのですが・・・
気になる通院費用はいくら?
まず、1日目と2日目ですが、6500円でした。
処置・内訳としては、
- 注射(消炎剤と痛み止め)
- 皮下注射(点滴)
- 処置料(触診やら便の排出やらその他もろもろ)
- 初診料
といった具合です。
3日目は、9126円でした。
処置の内容としては、1日目・2日目と特に変わりませんが、3日分の飲み薬が出たことと、ラキサトーンが処方されたことでこの金額になりました。
以前行っていた病院は、こんなに安くなかったです。(点滴だけで6000円とられていました)
ここの病院は比較的安くて良心的な価格だと思います。
まとめ
体験談が長くなってしまったので、簡単に箇条書きで再度まとめておきましょう。
まず、病院にいくまでに見られた症状は、
- 毎日便がでない(2日間くらいでない)
- 出ても便がカチカチ
- 何度もトイレを行き来するがなかなか出ない
- トイレで大きな鳴き声をあげる
- 便が大きすぎて切れて血が出ている・便に血が付着している
- いきんでもでないので、最終的に口で無理やり噛みちぎって出したり、その辺に落ちていたりする
- 何度もトイレに行きすぎて、吐き戻す
- 便が太くて大きい
それに対する、病院に行ってからの処置方法は、
- 触診してお腹の状態を確認
- 肛門付近で硬く固まっている便の摘出(1日目)
- お腹をほぐして便と便のつながりを絶つ(2、3日目)
- 浣腸で便を柔らかくする液体を肛門から注入
- 首元から皮下注射で体内に水分を注入
- 消炎剤(大腸・直腸の炎症を抑える)と痛み止めを注射
家での処置方法・今後の便秘を改善する方法は、
- 処方された飲み薬(腸を動かす薬・便を柔らかくする薬)を服用(1日1回のものと2回のもの)
- 水をしっかり飲ませる
- ラキサトーンを与える(結構たっぷりあげても大丈夫と言われました)
- もしも可能なら、便をぬるんと排出させ、排便したくなるようにする浣腸を自宅で行う(うちは断念しました)
- ラクツロースは症状が改善されるまで量を増やして引き続き与える(うちではご飯に混ぜたりかけたりして与えています)
- 食事を消化器サポートの療法食にかえる
といった具合です。
今回はこのような治療法をとってもらいましたが、処置方法は他にも色々とあって、
先生曰く、たとえば、3日目にくろくんに処方されたお薬は、今回、1日1回(1個)としてだされましたが、これを3個与えて便をかなり緩くさせ、便が出るようになったら数を減らして調整していくという方法をとることもあれば、
今はうちではラクツロースを与えていますが、粉末タイプのラクツロースのような役割をするお薬を使ってみたり、人間でも下痢になるような下剤を使うこともあるんだそうです。
現在はまだ治療中ですので、無事に治療が終わり、便秘が実際に解消されたよ!と皆さんに報告できるようになりたいなと思っています。
そうなったら、またその様子もここに追記していきますので、ご覧頂ければ幸いです!
追記:4日目、人差し指くらいの細さの便が、3本分でました~!
お腹もいつもよりすっきりしています!!!
とにかく出てくれてよかったです(*’ω’*)
お薬のせいか、便の硬さもいつものようなかちかちではありません!
柔らかいけど、下痢ではなくてちょっと弾力があるくらい!健康的な便ですね!!
こんな便、いつぶりでしょうか・・・
この調子で、次の通院が最後の通院になれるよう回復してくれると嬉しいです♪
追追記:
その後、毎日必ず1回は便通があり、多い日は3回も排便することも・・・!
量的には、人差し指2~3本分が出て、太さは以前ほどの太い便ではなく、薬指の細さ程度のものが出るようになりました。
硬さも以前はカチコチで、コツン、と音をたてるほどの小石のような硬さでしたが、今はべちゃべちゃではなく固体ではあるものの指で潰してみると弾力があるというか、指でへこませることもできるほどに変化しました。
便秘が解消されたからか、食欲ももりもり!
やっぱり出るものが出たら、食欲も出るんですかね~!
毎日もりもり食べています^^
便秘が解消されたと思われる理由を私なりに考えてみましたが、
- ウェットフードを主食にしだした
- そのおかげでラクツロースを残すことなくすべて摂取できるようになった
- 腸の動きを助ける薬(モサプリド)を飲んでいるため
だと思っています。
便秘前と後で変わる部分はこのあたりだからです。
今後も経過観察を続けていきたく思います!
追記:
この後、何が原因で便秘が解消されたのか、検証してみました。
その結果、ラクツロースが非常に大きな作用を及ぼしていることが判明しました!!
どの便秘解消策が効果を与えているかを確認する為、一旦ラクツロースの投与をやめるよう病院に言われました。
しかし、その4日後から、まったく便が出なくなり、何度もトイレにいったり、トイレに行く際に鳴くようになってしまいました。
その上、食欲も減退してしまいました・・・あんなにもりもり食べるようになって喜んでいたのに・・・
それから急いでラクツロースを与え始めたところ、その2日後から、また人差し指2本分くらいずつ出るようになりました!!
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あることをしただけで、なんときれいさっぱり便秘の症状が消えました!
もう毎日快便!元気モリモリ!!
これを行い始めてから、ラクツロースもどんどんと投与量を減らしており、現時点ではもう1日に1.5mlしか与えていません。
このままだとラクツロースすらも卒業できるかもしれません!
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