こんにちは。諭吉です。
前回、猫の目の色のお話をしました。
猫の目の色の種類や違いの理由は?毛の色が原因?色が変わると病気?色んな謎を調べてみた
その際、大きくなってから目の色が変化した場合は注意が必要な時もある、とお話しました。
病気によって目の色が変わることもあるからです。
では、どんな病気で目の色が変わってしまうのか、どういう風に変わるのかなどを今日は詳しくリサーチしようと思います!
ゆきち
今日はその辺を詳しく調べてみたよ~
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大きくなってから目の色が変わる?
前回の記事でもお話しましたが、猫は幼い時の目の色が青色です。
ざっくりというと,目の色を決めるメラニン色素がまだしっかりとは定着していないため,生後間もない頃の猫ちゃんはみんなこうなるのですが、段々と大きくなるにつれ、本来なるはずの目の色になっていきます。
大体生後1ヶ月を過ぎた頃から変化が始まり,生後2~3ヶ月頃にはその猫ちゃん本来の目の色に変わり始めるのだそうです。(サイトによって色々な説がありましたが,この辺りが平均的でした)
うちのロシアンちゃんは生後6か月頃にお出迎えしたので,残念ながらこの目の色の変化を見ることはできませんでした・・・
もし見たことがある人はラッキー!ですね^^
こうしてある程度大きくなったら、そのままその目の色を継続するはずなのですが、目の色がさらに変化する子もいるのだそうです。
その変化の原因がもしかすると「病気」の可能性もあるんです!
病気で目の色が変わる!色別に症状を見てみよう
目が赤くなった場合
これは、人間の場合にもよく見られるかと思いますが、目に炎症を起こすと白目の部分が赤くなったりしますよね。
猫ちゃんも同じです。結膜炎にかかってしまった場合、白目の部分が赤くなります。
ただ、猫ちゃんの場合は人間のように常に白目がはっきり見える訳では無いので、少々気が付きにくいです。
下まぶたを優しく押し下げてあげるとわかりやすいです。時々チェックしてあげてくださいね。
また、ぶどう膜炎という病気は、虹彩や毛様体、脈絡膜といった部分に炎症が起きる病気なのですが、これにかかった場合も白目の部分が赤くなります。
人間の目の画像しかありませんでしたが,参考にどうぞ。今後もちょこちょこ専門用語みたいな語句が出てくるので・・・
また,前房出血という状態になっても、眼球全体が真っ赤になります。これは、角膜と虹彩の間に出血が起こるためです。原因は外傷であったり,先ほど紹介したぶどう膜炎などからも発展してなるようです。
目が白くなった場合
角膜に炎症が起きる角膜炎や、角膜に傷ができる角膜潰瘍という病気になっていると、黒目の部分が白く濁ったり、血管が見えたりするようになります。
また,角膜混濁症という病気の場合も、角膜全体が炎症を起こすことで全体的に白く濁ってしまいます。
ヒトでもよく聞かれる白内障になった場合も、水晶体が白く濁るので、瞳の真ん中の部分が白く見えます。
白内障が進行すると,視界が白くなったり,視力が落ちたりします。
残念ながら進行は止められないので、ひどくならないうちに発見し,早期治療するのが大切です!
ただ,猫の場合白内障になる可能性は,人やわんちゃんよりは低く,なる原因は喧嘩や交通事故などの外傷による刺激が多いのだそう。
遺伝の場合(先天性)もあるそうですが,数は多くないようです。
目の色が黄色くなる場合
白目の部分が黄色くなる(この状態を「黄疸ができる」というそうです)と、肝炎や、肝臓が硬くなる肝硬変といった肝臓系の病気にかかっている可能性があるそうです。
目の色が黒くなる場合
角膜黒色壊死症(角膜分離症)という病気があるのですが、これになると角膜の細胞が死んでしまい、目の表面にかさぶたができるために黒く見えます。
片方の目に茶色や黒色のシミができていたら悪性黒色腫(メラノーマ)かもしれません。メラノーマは腫瘍ですが,良性・悪性両方の可能性があります。
ちなみにメラノーマは瞼や皮膚,口の中にもできるようですので,合わせて確認してみるといいかもしれません。
目の色が緑色になる場合
人間もかかる緑内障という病気は、猫ちゃんもなりうるのだそうです。
この緑内障にかかると、目が充血し、やがて眼球が緑色っぽく見えて来ます。黄色く見えることもあるようです。
病気が進行すると、眼球が大きくなって、飛び出てくるのだとか・・・これを牛眼というそうで,こうなると失明してしまう可能性があります。
え、怖い・・・進行も早いそうなので,できる限り早く発見して治療してあげたいですね。
緑内障になる原因は,簡単に言うと,眼球内を満たしている液体の循環がうまくいかなくなることで眼圧が高まって視神経に影響を及ぼすからです。
病気以外で目の色が変わることある?
前回の記事や冒頭でもいったように,赤ちゃんから生猫になる過程で目の色が変わります。
それ以外だと,調べてみたところ,ケガなどによっても目の色が変化することがあるようです。
ケガなどで目の神経が傷つくと、メラニン色素の量が変化するからです。
この場合、両方の目が色が変わるのではなく,損傷を受けた目のみ色が変わるので,オッドアイのようになります。
もとからオッドアイではなかった猫ちゃんが,それぞれの目で色が異なっていたら,病院でケガをしていないか一度見てもらってくださいね。
また,目にシミができたらメラノーマの可能性もあると先ほどお話ししましたが,老化によってシミができることもあるんだそうです。不思議ですね。
(本日の参考文献:「ねこちゃんホンポ」さん,「HANEY」さん,「Pet Life」さん,「Peco」さん,「necopple」さん)
まとめ
- 猫の目の色が変化するのは病気の場合もある
- 日頃から目をみてチェックしてあげるのが早期発見のコツ
- ケガで色が変わることもある
いかがでしたか?
日頃から猫ちゃんの目を観察してあげて,少しでも早く異常に気付いてあげられるようにしておきましょうね!
諭吉もこれからより一層目を注意して見ようと思いました!
きょうも きみのにゃんこポイントが 1ポイント あがった!