こんにちは。諭吉です。
うちのにゃんずは全員食いしん坊です。
ご飯やおかずには目がなく、「食うことが生きがいだ!!」と胸をはって言える3匹衆です。
特に目が離せないのが、次男坊のしろくろくんです。
くろちゃんは、一気に食べて満足するタイプなのでお皿は空っぽになりますが、ロシアンちゃんはちょこっとだけ食べて席を離れ、また戻ってきて食べて、というのを繰り返すので、お皿にエサが残ります。
そこをすかさず狙うのがこのしろくろくん。
自分の分はしっかり食べきっているにも関わらず、物足りないのか、少し目を離したすきに皿に残しているロシアンちゃんのご飯までぺろりしちゃうのです・・・
ほんと一瞬の犯行です。手慣れた常習犯です。
しろくろ
と、開き直って罪悪感は一切ナシです。(笑)
先日、彼らのご飯の食べ方に関する記事も執筆しました。
ここで紹介しているある原因を取り除いてあげた結果、ロシアンちゃんの「変な食べクセ」を直すことができました♪興味がございましたら是非ご覧くださいね。
猫が餌を手からしか食べない・皿から食べないのはヒゲや高さが原因?おすすめの皿と餌のあげ方とは
さて!そんな食欲旺盛な彼らに「待て」という秘技を覚えさせることができるのか、チャレンジしてみました!
ロシアンちゃん
しょうもない飼い主に付き合わされた一部始終をご覧くださいな~!
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そもそも猫ってしつけできるの?
まず飼い主さんが思うことはこの問だと思います。
私も思います。しつけられるのはわんちゃんであり、猫には不可能なのではないのか、と。
色々な情報をこれまで拝見してきましたが、『猫はしつけても意味がないから無駄にしつけたり怒鳴ったりしてはいけない、芸を教えるなんて可哀想だ』という趣旨の情報ばかりでした。
わんちゃんは器用に「お手」や「お座り」「待て」などができますよね。
でも猫ちゃんとは無縁のことだと思っていました。
しかし!!!
ゆきち
私が衝撃を受けた動画をご紹介いたします。
私は大のYouTube好きでして、その中でも猫ちゃんの動画をよく見ています。
猫ちゃんの動画をあげている方のうち、「トミック」さんという方がいらっしゃいます。
メインのチャンネルでは、お魚をさばいたり、ダイナミックな動画が面白い方なのですが、2ndチャンネルでは愛猫の「ルトくん」と「ロゼくん」が出演しています。
ゆきち
気になる方は一度ご覧くださいませ
お手は若干怪しい・・・と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが(笑)、ちゃんとお座りして待っています!
この動画だけでなく、他の動画内でもご飯を与えるときは、必ずお座りしてからトミックさんは与えているのです!
ゆきち
この動画からも、ちゃんとしつければ猫ちゃんに「お手」や「お座り」を教えることができるってことがわかりますよね!
しかもこの「ルトくん」と「ロゼくん」、うちの子よりも食に貪欲かも・・・(笑)(ご飯が欲しすぎてすごいフガフガいってましたよね(笑))
ということは、そんな彼らにもできるのだから、うちの子に教えてもできるのではないか?!と思った諭吉は、我が家の猫ちゃんにも「待て」を教えてみることにしました!(単純)
実際にやってみた
今回「待て」を覚えてもらう猫ちゃんに大抜擢されたのは、最年少のロシアンちゃんです!
ロシアン
付き合わされるこっちの身にもなってみろよ~(ブツブツ)
ま、乗り気でないロシアンちゃんですが、お構いなしです。
ゆきち
こうして「待て」を覚えさせる訓練の日々が始まりました!
- 「待て!」といいながらお尻を押さえてお座り体制にさせる
- ちゃんとお座りの姿勢が出来てから、「よし!」といってご飯をあげる
- これを毎日繰り返す
初期段階として、「待て」がどういう体制であるかを覚えさせること、
そしてその体制をすればご飯をもらえるとロシアンちゃんにわからせることが大切だ!と考えて実践してみました。
とりあえず私が手でお尻を押さえてお座りの体制にさせるというナイスアシストにより(無理やり?)お座りの体制をとらせることができました。
(※嫌がらない範囲内で行っております。ご安心ください。)
その体制ができたら、目の前にご飯を置いて、少しの間そのままキープさせる。
初めは1秒。
その後、「よし!」といってご飯を与えます。(正直1秒も待ててなかった気もするけど、まあいいか」
これを数日繰り返し、徐々に待てる時間を1秒から徐々に増やしていくという策略です。
しばらくすれば、ロシアンちゃんも「待て」ができる猫ちゃんになるんだ!
そうウキウキとしていた諭吉でしたが・・・
実践を通した上での反省点
はい。ご推察の通りです。
ゆきち
諭吉なりに色々と反省して、考えられる失敗点が幾つかありましたので列挙したいと思います。
- 仕込む期間が短かった(もっと長期的に反復すべきだった)
- 飼い主の諭吉の方が根負けしてしまった(いやぁ、途中から待たせることが可哀想に思えてしまいまして)
- そのせいで「待つことでご飯がもらえる」という思考に持っていくことができなかった
- 毎回のご飯の時に「待て」をさせず、夜ご飯の時にしか実践しなかった
- もう少し幼いころから教えればよかったのかも
1つ目の反省点は、仕込む期間が短かったのかな、という点です。
ロシアンちゃんに「待て」を覚えさせようと画策した期間は1か月弱です。
指標がないためにこれが長いか短いかは正確にはわかりませんが、うちのロシアンちゃんが芸を覚えるにしては短い期間だったのかなと思っています。
何故短い期間で断念してしまったのか。
飼い主の諭吉の信念が、ロシアンちゃんが「待て」を覚える前に、揺らいでしまったからです。非常に弱い心でした・・・ううっ!!!
情けない限りです。
「待て!」と言いつつも、早くご飯をくれと言わんばかりにキラキラと瞳を輝かせてこちらを見てくるロシアンちゃんを見るたびに、諭吉は心が痛みました。(こんな感じの上目遣い)
ゆきち
まだご飯を与えずに待たせようとしているなんて、なんて意地悪な飼い主なんだ・・・!!
と思えてきて、ロシアンちゃんを待たせることができませんでした。。。(そもそもの意志の弱さが露呈してますね)
お尻を押さえて無理やり座らせるのも気が進みませんでした。
猫ちゃんに教えるには、猫ちゃんの忍耐力以上に飼い主の忍耐力が必要なんだなぁと実感しました。「これをすれば、自分の望んでいる結果になる」という思考にさせるには、それなりの反復と忍耐力が必要です。
後から思ったのは、ご飯ではなくおやつの時間にしつけて、うまくできたらその日はおやつをあげる、という形にすればよかったなと思います。
ご飯だと彼らにとっては1日2回だけの重要なものなので、私のように気がひけてしまいますが、おやつという+αでやれば、罪悪感をさほど感じずにできるのではないでしょうか。
また、諭吉がこのしつけを行っていたのは夜ご飯の時のみです。
朝ごはんは諭吉があげていないので、しつけることができませんでした。朝は普通にもらえるのに、なんで夜だけ待たなきゃいけないんだ!という感じでしょうか。
やはりきちんと覚えさせるには徹底してやるべきだったなと思います。
最後に、教える時期が遅かったのかなと思いました。
動画でご紹介したルトくんとロゼくんですが、具体的な年齢はおっしゃっていませんでしたが、2017年5月末に「新しい家族達がふえました」という動画をあげられており、この時ルトくんを「3か月かな」と言っています。
そしてこのお座りをする動画が8月半ばくらいなので、6か月くらいで覚えていたのかなと思います。(去勢手術をするとも言っていたので、やはり6か月あたりかなと思います)
うちのロシアンちゃんは最年少とはいえ、今月で1月6か月です。(お家に来て1年が経ちました!!!パチパチ)
ということで、やはり幼い時から継続して教えなくてはいけないのかなというのが5つ目の反省点です。
ゆきち
「待て」や「お座り」を覚えさせるための他の方法
どうしても猫ちゃんに、皆があっと驚く芸を覚えさせたい!という方もいらっしゃるでしょう。
そこで、「クリッカートレーニング」というものを見つけたので、それをご紹介します。(「猫専門病院の猫ブログ nekopedia ネコペディア」さんを参考にさせて頂きました)
これも元々は、わんちゃんを訓練する際に使用していたものだそうで、クリッカーという音の出る道具を使ってしつけることらしいです。
実際検索してみたところ、クリッカーは500円ほどで販売されていました。
これは、猫にとっても嫌な音ではない上、誰が押しても同じ音がでる(=クリッカーを使えば人間の声のように人によって異なることがないため、必ずしも毎回飼い主さんが教えなくとも誰でも教えられる)というメリットのもと、猫ちゃんのしつけにも利用されているようです。(わんちゃんにも使われています)
- クリッカー
- おやつ(小ぶりなモノで、猫ちゃんが大好きなものだと尚よし)
実際の手順
今回はお手を覚えさせてみることにしましょう!
クリッカーを鳴らして、そのあとにおやつをあげます。
この順通りに何度も繰り返し、「クリッカーの音が鳴ればおやつがもらえる」という思考を猫ちゃんに与えていきます
棒を持って(ボールペンなどでも可)猫に差し出します。
猫がその棒に鼻をツンツンくっつけたらクリックしておやつをあげます。
(猫は指などを差し出すと、鼻を近づけてにおう習性があります。それを利用するのだそうです)
次は、さっきの棒を自分の手のひらに乗せて差し出します。
手のひらの上の棒を猫ちゃんが触ろうとしたら、すぐに棒をどけて直に手のひらを触らせます。
そうしたら素早くクリッカーの音を鳴らし、おやつをあげます。
コツは行動をした後にクリッカーを鳴らすのではなく、行動をしているときにクリックして音を鳴らします。
これを何度も繰り返します。
手を差し出して触るようになったら、ようやく「お手」という声をかけます。
ここまでは無言で行ってください。クリッカーの音のみで猫ちゃんにおやつがもらえるということを教えます。
こうした掛け声は、対象の芸(今はお手)ができるようになってからです。
こうすることで言葉と動作が結び付けることができます。
これを何度も繰り返します。
先ほど、私がロシアンちゃんにお手を覚えさせようとした際に、「幼いうちから教えなかったから」失敗したと反省点をあげましたが、このクリッカートレーニングを実際に行っている猫ちゃんは具体的な年齢は言われていませんでしたが、幼猫ではなさそうなので、年は関係なさそうです^^
クリッカートレーニングには、芸を覚えさせる以外にもメリットがあります。
- 頭を使ったり身体を動かしたりとストレス解消になる
- 飼い主さんと猫ちゃんのコミュニケーションがとれる
ゆきち
- 静かな場所で猫と2人きりで
- 長くやらない。最長でも5分ぐらいで行う
- 猫ちゃんそれぞれ特性があるので無理に教えない
まとめ
- やり方さえ正しく行えば、年齢に関係なく猫ちゃんに芸を教えることは可能
- ただ飼い主の根気強さが必要
- 向き不向きがあるので、無理強いはしないこと
猫ちゃんの様子を見ながら、コミュニケーションを深める一貫として行うのは良さそうですね。
諭吉も断念してしまいましたが、クリッカーを買って試してみようと思います^^
またそれをいつかお伝えできればな~と思います!
(実は7月16日に購入しました!また使ってみてレビューしたいと思います♪)
皆さんもお試しください♪
追記です。
我が家では、私がご飯をあげるときに「ご飯ですよ~」といいながら手をたたいて猫ちゃんたちを集めています。
特に意味なく何の気なしにやっていたのですが、ある日ロシアンちゃんが良い行いをしたので、
「すばらしい~(諭吉の口癖)」と言いながら拍手をしたら、みんながわらわらと寄ってきました。
どうやら「手をたたく」=「ご飯がもらえる」というクリッカートレーニング的な事を知らず知らずのうちにやっていたようです(笑)
以上ご報告まで。
きょうも きみのにゃんこポイントが 1ポイント あがった!