こんにちは。諭吉です。
以前、うちの猫ちゃんが大の爪切り嫌いなのですが(といってもロシアンちゃんだけ)
実際に普段行っている、嫌がられずに切れる方法をご紹介いたしました。
本日はそのスピンオフ的な感じで、「そもそも猫ちゃんに無理を強いてまで爪切りは必要なのか?」「どうやって切ればいいのか?」「どれくらいの頻度で切ればいいのか」「どんな道具を使えば切れるのか」などをご紹介していきたいと思います。
前回の記事と合わせてご参照いただけるとわかり易いかと思います^^
ロシアンちゃん
でもどうして爪を切る必要があるのか、どうやって切ったらいいのかを紹介していくで~!
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そもそもなぜ猫ちゃんに爪切りが必要なのか
諭吉にはふと疑問が浮かぶわけです。
そもそも猫ちゃんの爪切りって必要なん?と。
あんなに嫌がっているのを強いてまで切る必要はあるのかと一時期悩んだことがあります。
猫ちゃんも嫌だろうけど、私ももう爪切りのせいでこれ以上傷だらけになりたくないんです!!(切実)
でもやっぱり爪切りは人間同様必要なんですね。
知恵袋とかの質問コーナーとかを見ると、「家に来てから爪を切ったことがない」「爪を切るなんて可哀想」「爪を今まで切っていないけど何らかの病気になったり不都合が生じたりしたことはない」という意見も確かに見受けられますが、できる限り小さいうちから爪切りに慣れさせて切ってあげる方がいいと思います。
だいたいどこの病院に行っても、爪切りをするように言われますし、検診に言った時に爪が伸びていた場合は獣医さんの判断で切られたこともあるからです。
切らないからと言って目に見える不都合が生じるとも限りませんが、生じないとも言い切れません。猫ちゃんそれぞれ異なります。
たとえば、人間の髪の毛に当てはめて考えてみましょう。
自分で髪を切らなくても勝手に抜け落ちたり、自分でブラッシングしてコンディションを整えることもできますよね。髪が伸び続けたところで特に害はないです。
しかし、人によっては、長いと邪魔だとか、暑いだとか、もさもさして気持ち悪いだとか、目に髪がかかって目が痛いとか、目が悪くなったとか害を被ることもありますよね。
出来る限りそうしたリスクを減らせるのであれば、工夫して減らしてあげるに越したことはないかなと思っています。
また、「猫は自分で爪とぎをするから切る必要がない」と主張される方もいらっしゃいます。
確かに若いうちであれば爪とぎをする猫ちゃんが多いでしょう。
しかし、爪とぎの役割はあくまで古い層の爪を剥がして新しく尖った爪にすることです。
よく猫ちゃんの爪が落ちているのを見たことがある飼い主さんも多いのではないでしょうか。
三日月みたいな薄い爪が落ちていますよね。あれは古い層の爪が爪とぎをして剥がれたものです。
爪とぎをしたからといって爪先が丸くなるわけではないのですよ。
猫ちゃんが生活しやすくするためにも、鋭く尖った爪を切る必要があるといえるのです。
その上、年を取ると共に爪とぎをしなくなることもある場合も多いですし、室内飼いの猫ちゃんは野良猫ちゃんよりも爪を使う機会が少ないです。
そのためにも小さい時から爪切りに慣れさせ、ケアが必要になったときに備える必要があると思いますよ。
では、爪を切る具体的な理由にはどんなものがあるのでしょうか。人間側の都合からと猫ちゃん側の都合からの両方ともにあります。
- カーテンなどにひっかからないようにするため
- モノや壁をひっかいて傷をつけないようにするため
- 暴れて人間や他の猫ちゃんを傷つけないようにするため
- 体や顔を掻くときに傷つく恐れがあるため
- 爪が伸びすぎると巻き爪になったり、爪が折れたり、肉球に刺さって歩行に支障をきたしたりする可能性もあるため
やはり爪が鋭くとがっていると、カーテンやカーペット、人間の衣服などにひっかかりやすくなります。
すると布はほつれてしまうので、人間側としては嫌ですよね。
しかもそれだけでなく、猫ちゃんにとっても嫌な思いをする可能性もあります。
猫ちゃんがいざ違う場所へ移動しようとしたり、離れようとしたりしても、布に爪がひっかかってしまうことで身動きがとれなくなってしまいます。
そうするとますます猫ちゃんはパニックになってしまい、暴れまわって何とか取ろうともがいてしまいます。そうなると逆効果です。
そのようにどこかにひっかかってしまうことを防ぐためにも爪切りは必要かと思います。
2つめの理由は完全に人間目線ですね。
鋭い爪で家具や壁をひっかかれると、傷がついてしまいます。お気に入りの家具がぼろぼろになるのも勿論嫌ですが、特に神経質になるのは壁紙や床への傷です。
というのも、マイホームを持っている人だとさほど気にする必要はなくなるのかもしれませんが、賃貸だと引っ越す際にすべて弁償しなければなりません。
あちらこちらを傷まみれにされるとかなりの出費となってしまいます。
できる限りお金をかけずに済ませたいですよね。諭吉もこのあたりはとても気を使っています。
3つめの理由は、当事者の猫ちゃん以外の猫ちゃんや、飼い主さんの被害を防ぐためです。
多頭飼いされている場合は、他の猫ちゃんたちを傷つけけがをさせてしまうおそれがあります。
うちはくろくんとしろくろくんは特に喧嘩したり殴り合いをしたりはしないので安心なのですが、ロシアンちゃんはくろくんやしろくろくんに出合い頭にパンチしたりします。(威嚇とかではなくちょっかいをかけているといった感じです)
もし爪が伸びて鋭くなっていたら、この際にくろくんやしろくろくんを必要以上に傷つけてしまう恐れがあります。ですので、他の猫ちゃんたちを守るためにも、うちでは定期的に念の為爪切りを行っています。
以前ペットショップで子猫を抱っこさせてもらったことがあるのですが、この猫ちゃんがなかなか爪切りをしてもらえていないのか、すさまじく爪がのびていてピンピンでした。見たことないくらいに(笑)
で、抱っこしたのですが、爪がカーディガンにひっかかりまくるわ、首元はひっかき傷で赤くなるわで大変でした。
私は抱っこできたので、特に被害を受けたなどとは考えていなかったのですが、一緒にいた友達に、「首大丈夫!?」とすごく心配されてしまいました(^^; カーディガンももちろんほつれました(笑)
でもその猫ちゃんは逃げようとしたり、私を傷つけようとしていたわけでは一切ないのです。
ただ、体をよじのぼろうとしただけでそうなりました。爪を使って登ろうとしたんでしょうね。
その時鋭利に爪がとがっているとこんな風になるのだと初めて知りました。もしあれで本気で攻撃されたらきっと大変なことになるでしょう・・・
それからというもの、私はより一層飼い猫たちの爪が伸びていないかチェックするようになりました(笑)
4つめと5つめの理由は完全に猫ちゃん目線です。
爪が伸びすぎると巻き爪のようになって自らの肉球に刺さってしまう可能性があるようです。
そうなると猫ちゃん自身が痛がったり、歩きづらさから関節を痛めてしまうこともあるのだそうです。
特に高齢の猫ちゃんは爪とぎをあまりしなくなることから古い爪が剥がれず残ってしまうことで、爪が太く巻いてしまい肉球に当たりやすいのだそうです。
特に高齢の猫ちゃんには定期的に観察してケアしてあげる必要がありますね。
こちらもネットで拝見したのですが、猫ちゃんの爪切りをうっかり忘れてしまっていたそうで、猫ちゃんがタンスの上から飛び降りた際に爪が肉球に刺さってしまったのだそうです・・・
病院に連れて行ったときは既に指先が変形して固まってしまっていたとのこと。結局局部麻酔をかけて、刺さった爪をペンチで引き抜いたそうです。治療費は約5000円也。
猫ちゃんもさぞ痛かったでしょうね・・・飼い主さんも忘れずに切ってあげていれば、とご自分を責めてしまったでしょう。
病院にはよると思いますが、500円から2000円の間で爪を切っていただけるかと思います。
それくらいの出費をケチることで猫ちゃんも痛い思いをし、飼い主さんもならずにすんだケガに多額な治療費をはらうこととなってしまう可能性もあります。
また、爪が伸びすぎた状態で自分の体をかきかきすると、傷つけてしまう恐れもあります。
そうするとその傷口から細菌に感染してしまう恐れだってあるそうです。何か物にひっかかって爪が折れてしまう可能性だってあります。
やはり日頃からケアを心掛けてあげたほうが良さそうですね。
猫ちゃんの正しい爪の切り方・爪切りの頻度
爪を切る頻度は?
爪を切る頻度としては、子猫ちゃんは爪が伸びやすいとのことから1週間から10日に1回、それ以降の猫ちゃんなら2~3週間の間で爪が伸びるので、3週間から1か月の間に切るとよさそうですね。
諭吉はいつも1か月に1回くらい切っています。大体それくらいで爪先が鋭くなっている気がします。
抱っこしたときに痛いなと思ったり、ちょっと手を握ってみて伸びているな~と思ったら切るようにしています。あまり厳密に日にちを計っているわけではありません。
猫ちゃんの爪の切り方
切り方はご存知の方も多いと思いますが、いたって簡単です。
気を付けるべき点は2点のみ!
血管や神経が通っているピンク色の部分(爪の根本)を切らないようにすることと、生えている爪を縦に挟むのではなく横に破産できることです。
猫ちゃんの手や足の先を握ってそっと押してみてください(この時必ず優しく!ぎゅっと押したら嫌がられてしまうので注意です!)
すると爪がにゅっと出てくるのでよーく見てみてください。
爪の根本がピンク色をしていますよね。ここに神経や血管が通っているんです。
ここは絶対切ってはいけません。血が出てしまうし、猫ちゃんが痛いからです。
ここを切ってしまうと爪切りがトラウマになってしまう可能性が高いのでくれぐれも注意してください!(諭吉はこれを以前失敗したせいでロシアンちゃんがトラウマになってしまいました・・・詳しくは以前の記事をご覧ください)
先の方の尖ったところを切ってください。先から2㎜ほど切れば十分ではないでしょうか。
そして切るときは、爪を縦方向に切るのではなく横方向に切ってください。
説明しづらいのですが、図解するとこんな感じ
上が良くない例で、下が良い例です。
絵が下手で申し訳ないのですが・・・
猫の爪は上下から挟むと結構厚いため、切れずに割れてしまうことが多いです。
そのため、必ず切るときは左右からはさみの刃で挟んで切るようにしてください。そうすると割れずに切ることが出来ます。
爪は前足(おてて)に5本と後ろ足(あんよ)に4本ずつ生えています。計18本ですね。残さず忘れずに切ってあげましょう^^
どうしても嫌がってしまって切れない・・・という飼い主さんはコチラ必見です!
【爪切りで苦労している飼い主さん必見!】爪切りが大の苦手のうちの猫が爪切りをかろうじて克服した方法!!
諭吉が使っているおススメグッズ
猫ちゃんの爪切りには、はさみタイプとギロチンタイプがあります。決して人間用の爪切りは使わないでくださいね!
どっちを使っても大丈夫ですよ、問題ありません^^
強いて言うなら、子猫ちゃんの小さなお爪ははさみの方が安心で切りやすいです♪
シニアの猫ちゃんは爪が硬くなることもあるので、ギロチンタイプの方がスパッと切れやすいかもしれません。
初めて爪切りに挑戦するという方にははさみタイプをおススメ致します^^諭吉ももうずっとはさみタイプです!
実際に使っているものはコチラ
こっちの方が送料無料で安いのでおススメですよ!
Amazonはプラス送料がかかるので、こちらの送料ゼロの方が良さそうですね^^
使いやすくて便利です。切れにくいこともないし、安全に切れるので安心して使っています♪
たまに切った断面が綺麗じゃないという口コミを見かけましたが、先ほど言ったようにちゃんと横から切れば大丈夫です。縦から切ろうとすると爪が分厚いのでどうしても爪が割れたように切れてしまいます(諭吉も経験あり)
価格もとても安いので、試してみる価値ありだと思いますよ^^かれこれ2年ほどはこれを使っています。
切れ味が悪くなったら、新しいはさみやギロチンタイプに替えてあげてくださいね!
まとめ
- 猫ちゃんに爪切りは必要
- タイミングを見て切ってあげること
- 切りすぎないことと切る方向に注意
- 初心者さんにははさみタイプがおススメ
いかがでしたでしょうか。猫ちゃんの爪を切る必要性がわかっていただけたでしょうか。
爪切りは嫌がる猫ちゃんが多いですが、不安にならないように声をかけたりしながらできる限り苦手意識をとってあげられるといいですね。
爪切りをして、猫ちゃんにとっても飼い主さんにとっても安全な生活を送れるようにしましょう~^^
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