こんにちは。諭吉です。
最近寒くなって来たからか、日中も諭吉の足の間で寝ることが多くなったロシアンちゃんです。
諭吉的にも湯たんぽみたいにあったかくて・・・究極の癒し。互いにWINWINです。(笑)
仕事しながら片手でロシアンちゃんを触ったり・・・ん???!
お腹がたるたるしている・・・!?
そう、ルーズスキンです。
一見、人間の三段腹みたいに、太ってるの・・・?と思いがちですが、そうではありません。
これはれっきとした役割があって、猫ちゃんのお腹に存在しているのです。
どんな役割があるのか?いつできるのか?ルーズスキンがない子っているの?
いろいろ気になったので、この機会に調べてみることにしました!
しろくろ
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ルーズスキンとは
ルーズスキンとは、猫ちゃんのお腹にあるタプタプした皮のことを指します。
大体後ろ脚の付け根あたりから、お腹の中心にかけて垂れ下がっている皮膚ですね。
私はこのタプタプの正式名称が「ルーズスキン」というのかと思ったら、これは正式名称ではないそうです!
「プライモーディアルポーチ」っていうんだそうです!
うーん・・・長い。(笑)
プライモーディアルっていうのは、「初めから存在する、原始の、原初の」といった意味を持つ単語だそうです。
もともとあったポーチ・・・うん、確かになんとなくわからなくもないかも。(笑)
ロシアンちゃん
ルーズスキンの役割とは
ではなんのために、このタプタプがあるのか、ですが、
- お腹を保温するため
- ジャンプをしたり大きな動きを急に行っても皮膚が引っ張られないようにするため
- 他の猫と喧嘩になった際に身を守るため
- この部分に栄養を蓄えている
- 太っていたのがしぼんで、皮膚がたるんだ
といった役割があるとのことでした。
どんな文献にも記載があったのが、「皮膚が引っ張られないようにするため」と「他の猫から身を守るため」という役割でした。
確かに、猫ちゃんは機敏にそしてダイナミックに動きますよね。
うちのロシアンちゃんもおもちゃめがけて飛びあがります。
ロシアンちゃん
もし、皮膚がパツパツだったら、きっと痛かったりあそこまで俊敏に柔軟な動きはできなさそうですよね。
よってその意図も理解できます。
また、他の猫から身を守るため、という役割ですが、実は猫ちゃんだけにあるものではありません。
ライオンやチーター、トラなどのいわゆるネコ科の動物たちにもルーズスキンがあるのだそうです!
今となっては家で飼われている猫ちゃんが大半ですし、なかなか猫の本気の喧嘩というのは想像しがたいですが、猫同士の喧嘩は結構激しいです。
相手の首元を噛んだり、パンチをしたり、取っ組み合い・・・
くろくんは元野良猫で、野良猫歴は6年ほどでしたが、その間にたくさん縄張り争いに巻き込まれたようで、未だに顔や耳にその傷跡が残っています・・・
元々野生で暮らしていた猫ちゃんの祖先もきっと色々な戦いに巻き込まれたでしょうし、現在でも野生で戦いながら暮らしているネコ科の動物に退化せず残っているということは、やはり重要な意味を持っているものだと考えることができます。
お腹にはたくさん内臓が詰まっていますし、急所ですからね。
猫が信頼した相手にしかお腹を見せて寝ないのはそういうことでもあると思うのです。
ただ、猫ちゃんによってはルーズスキンがない子もいます。
うちのしろくろくんがそうです。あの子だけはお腹がパツパツです。
そういう子はじゃあ致命傷から身を守れないの??とも思いましたが、野生のネコ科にも存在していることから、一番有力な説とされているそうです。
まだまだ研究の余地ここにもあり、ですね。
他の面白い役割としては、「栄養を蓄えている」「お腹を保温するため」「肥満ではなくなると同時に皮膚がたるむから」という役割。
いやいや、腹巻かよ!!!って思わず突っ込みました(笑)
いやいや、ラクダかよ!!!(笑)
特に前2つの理由を唱えている人は少なかった少数意見です。真偽のほどは調べてみたものの、残念ながら明らかにはなりませんでしたが、確かに人間もお腹は冷やすとよくないですものね。
そして、野生だといつもご飯にありつけるわけではないから、ここに栄養を蓄えておくため、と説明している方もいらっしゃいました。
ラクダのこぶのように、ルーズスキンの部分に栄養や水分を蓄えているのではないかといった仮説もあるようです。
「猫の病気対策マニュアル」より
うーん、まさしく砂漠にすむラクダ。(笑)
人間も一旦肉割れするくらい体に脂肪がついちゃうと、今度痩せたときに皮膚がたるんで切除したい・・・ってなるかたもいらっしゃいますものね。
ルーズスキンができる原因とは
なぜルーズスキンができるのかも気になったので調べてみました。
加齢とともにできてくるのだそうです。
しろくろ
でもさっき、ルーズスキンってプライモーディアルポーチっていって、「もともとからある」っていう意味を持ち合わせているのではなかったのか・・・?
しかも、Yahoo!知恵袋で探してみたら、すでに2か月でお腹がタプタプしているんですけど・・・と相談している方もいらっしゃいました。
やはりいつできるかというのも個体差がありそうですね。
2か月の猫のお腹がルーズスキンみたいなんですが
原因は体質なのでしょうか?他に原因はありますか?治るものなのでしょうか?
ただ、ある記事では、1歳未満の子猫にはルーズスキンは見られず、そのように見えるのは、食べすぎや便秘が原因であることが多いとのことでした。
また、猫の種類によってもできやすい子もいるのだそうです。
例としては、アメリカンショートヘアやベンガル、エジプシャンマウ、ピクシーボブという品種の子がルーズスキンになりやすいようです。
確かにアメショやベンガルってすごく運動量多いですものね。運動(体の動き)とルーズスキンもやはり関係があるのかもしれませんね。
こういった子の場合は、わりと小さい時から既にルーズスキンが見られる可能性は高いかもしれませんね。
オスとメスだとどちらができやすいのか?と疑問に思ったのですが、うちはくろくんはオスですがありますし、ロシアンちゃんはメスだけれどあります。しろくろくんはオスだけどほとんどありません。
あまり性別は関係ないのかもしれませんね・・・
ちなみにくろくんはお外で野良猫経験あり、しろくろくんは半年ほどしか外では暮らしていません。
くろくんは野良猫として活動量が多かったり、ダイナミックにせざるをえなかったり、身を守らなければいけなかったりしたために、他の猫よりも立派なルーズスキンになったのでしょうかね。
しろくろくんは、そういった環境にいなかったので、必要なかったのかもしれません。家でも比較的大人しく、ダイナミックな動きはしません・・・
ロシアンちゃんは野良猫経験はないものの、行動がダイナミックです。その上、避妊手術経験者です。
メス猫は、ホルモンの関係や、避妊手術時にお腹の皮膚を切開することが原因で、お腹の皮膚がたるみやすいのだそうです。これはまたルーズスキンとは別物なんだそうな・・・
なので、ロシアンちゃんもお腹がたぽたぽしているのはこれが一番の原因なのかなと思いました。
いつからできていたかは、明確には覚えていませんが、1歳までの間にすでにタプタプは存在していた気がします。(避妊手術は6か月目で受けました)
ルーズスキンは徐々にたるんでいくものなので、急にたるんだな、と思ったら上記の理由からくるたるみかもしれませんね。
それはエセ・ルーズスキンだ!!肥満との見分け方は?
ルーズスキンは特に病気とかではないので、心配する必要はありません。
「なーんだ、うちの子最近デカくなったなと思っていたから、肥満かと思ってたわ~安心した~」
というそこのあなた。
肥満の可能性もありますよ。
ロシアンちゃん
- 皮膚を触ってみて、皮だけかそれとも分厚い脂肪を感じるか
- 上から猫の体をみてみて、お腹周りが大きく張り出していないか
- 肋骨あたりを触ってみて肋骨をちゃんと感じることができるか
1で皮以外に脂肪を感じる場合は肥満の可能性が高いです。
2で、少々張り出しているくらいなら正常です。逆にほっそりしていれば、もう少しご飯をあげても良いかもしれません。体質もあると思いますけどね!
3で肋骨をなんとなくでも感じられるなら心配ありませんが、「え、どこ・・・」という方は、ダイエットさせてあげたほうがよいかもしれません。
また、このルーズスキンを触ったときにしこりを感じることもあるのだそうです。
これが柔らかければ、乳腺付近にできた脂肪なのだそうで、主にメス猫に良くみられるようです。
先日、飼い猫のテト(オス)のルーズスキンを触っていたら、変なしこりのようなものを確認しました。
心配になって病院へ連れて行ったら、「おそらく乳腺付近にできた脂肪だから大丈夫だろう」と言われましたが、そういった症状はメス猫に多く見られるとのこと。
「~ねこびあ~猫のトリビアさん」より
しろくろ
まとめ
- 猫のお腹のたるみは病気ではない
- 肥満と混同せず、肥満の場合はダイエットさせるべし
- ルーズスキンは重要な役割がある模様
いかがでしたか?
猫ちゃんの生態はまだまだ奥深いです・・・
いろいろと今後も調べて知識を深めていこうと思います^^
きょうも きみのにゃんこポイントが 1ポイント あがった!