こんにちは。ゆきちです。
先日、うちのくろくんが便秘で病院で治療を受けたという記事を書きました。
そのとき、体内に存在している便を一旦すべてするんと出すために、浣腸とラキサトーンを処方されたのですが、うちのにゃんずにとっては初!ラキサトーンデビューです!
ただ、ラキサトーンって好き嫌いがはっきりわかれますし、嫌いな子の場合、与えるのに苦労するなんて話も聞いたことがあります・・・
おそるおそる、うちのくろくんにも与えてみたのですが…
ちなみに、まりもちゃんもお嫌いのようでした…
そこで、本日は、ラキサトーンを食べないのうちの猫でも食べることが出来たうちのラキサトーンの与え方と、他の飼い主さんが試行錯誤して編み出した効果のある与え方を、調べてまとめてみました!
ラキサトーンとは?
ラキサトーンの特徴
ラキサトーンというのは、チューブ状のお薬で、中はどろっとした液体です。
イメージとしては蜂蜜みたいなテクスチャーで、見た目はまるで黒蜜・・・
ラキサトーンの効果
ラキサトーンは、猫やうさぎの毛球症を防ぐために使用・処方されるものです。
この液体を猫に与えることで、猫が飲み込んだ毛玉を体内に溜め込まず、便としてぬるんと一緒に排出してくれるという効果が見込めます。
猫ちゃんはグルーミング(自分の体を自分で舐めて綺麗にする)を行うと思いますが、猫ちゃんの舌はザラザラとしているので、毛も一緒にたくさんのみこんでしまいます。
特に換毛期の時期は、ブラッシングなどを念入りに行わないとかなり多くの毛を飲み込んでしまいます。
使用方法や効果についてはこちらで紹介しています↓↓
たくさんの毛を飲み込んでしまうと、上手く排泄できずに嘔吐して毛玉を吐く子もいるかと思います。
ルーンちゃんの嘔吐体験記はこちら↓↓
特に長毛の猫さんは、短毛種と比べると、換毛期云々に関わらず、日頃からケアしないと大変ですよね。
吐いちゃうのも飼い主さんとしても猫ちゃんとしても負担が大きいですが、毛がどんどんと体内に蓄積され溜まってしまうのも、消化活動の妨げになったり腸閉塞などの病気になってしまうこともあります。
残念ながら毛は体内で消化されることはないそうです。
よって、上手く便として排出するしかないのです。
これを使うと、飲み込まれて体内に入ってしまった毛を便といっしょにぬるんと排出することができます。
ラキサトーンの成分は「流動パラフィンと白色ワセリン」です。
流動パラフィンとは、化粧品の原料としても使われていたり、軟膏剤の基礎剤や浣腸剤などにも使われている成分らしいです。
白色ワセリンは、人間が良く使うリップクリームに良く含まれる成分ですね↓↓
なので、保湿剤、皮膚を保護する役割を果たしてくれる、軟膏の基になる成分です。
これらの成分のおかげで、毛を体内に留めずに、スムーズに排出させようということです。
猫にラキサトーンを与える量や頻度は?
ラキサトーンってどれくらいの量をどれくらいの頻度で与えたらいいのかって気になりますよね。
与える量としては、箱には「まず、1日1回3~5gを2~3日間与える。その後、1回量2~3gを1週間に2~3回与えるとよい」と書いてあります。
(子猫(生後4ヶ月以上。4か月未満は与えちゃダメです)には上の量の半分を同じように投与するといいそうです。)
いやいや、だから「3~5g」ってどれくらいやねん、って思われると思いますが、チューブからびろーんと約6~10cm押し出したくらいだそうです。
「2~3g」とは、約4~6cmの長さですね。
実際に計ってみると、4㎝は人差し指の第一関節と第二関節の間くらい、6㎝は人差し指の指先から第二関節くらいの長さでした。
となると10㎝って大分多いですね(~_~;) 何回かにわけてあげたほうがよさそうですね。[/kjk_balloon]
頻度は、2~3日間だけは毎日1回与え、それ以降は3日に一回くらい与えるだけでよいようですね。
症状が緩和され始めたら、与える頻度を少なくしていくのがいいでしょうね。
というのも、かなり多くの回数や量を与えると不具合もあるそうで。
長期にわたって連続使用すると、副作用として「食欲減退、脂溶性ビタミンの吸収減少、消化障害を起こすことがある」とのこと。
ラキサトーンの成分の流動パラフィンってのが、脂溶性ビタミンも流してしまい、ビタミンの吸収を妨げてしまうんだそうです。
長期間の連続使用は内臓に負担をかけてしまうようなので、頻度は必ずまもりましょう!
ただ、場合によってはたくさん与える必要があるときもあるようですので、予防的に使用するのではなく、すでに毛玉が体内に蓄積されてしまっている場合は、一度獣医さんに相談して、与える量をうかがった方がいいでしょうね。
うちのくろくんも、体内に便が溜まってしまっているかつお尻の周りをずっとなめていたせいで毛をたくさん飲みこんでしまっていたからそう判断されたのだと思われます。
その時は、一センチくらいを指先に出し、それを一日10回!あげて下さい。と言われました。
かなり多く、 猫が嫌がったので、病院に相談したら、少なくとも8回はあげて下さい、と言われました。
一週間続けたのですが、3〜4日目くらいから、 かなり軟便になり、心配しましたが、それでも便を持って行くと、 まだ溜まってるから続けて、と言われました。
うちは、同時に整腸剤ももらっていました。
一週間後には毛玉のせいで落ちていた食欲も戻り、すっかり良くなりました!
要は、箱に書いてあるのはあくまで、予防的な使い方の場合かな、と思います。既に溜まっている場合は、医師の指示通りでOKだと思います。
食間の件は、先生には気にしなくていいです、と言われましたよ! 好きな時間にあげてました。
また様子をみて、心配なら病院に聞いていても良いと思います。
また、ラキサトーンを服用していてあらわれうる現象として、便が緩くなる場合もあるそうです。
ラキサトーンを与える時間は?
ラキサトーンの箱には、「本剤は必ず食間に与えること。食事に混ぜたり、食前、食後に与えないこと。」とかいてあります。
極力空腹で、かつ食事前後から最低でも2時間はあけたほうがよいかも、という意見が見受けられました。
食事に混ぜてしまったり食前食後に与えてしまうと、ラキサトーンに含まれる成分的に、食事の際にビタミンの吸収が抑制されてしまったり、消化障害を起こしやすくなったり内臓に負担をかけてしまうからでしょうか?(これはあくまで私の推測ですが・・・)
また、「水を飲んだ後にラキサトーンを与えるのがベスト」という意見も発見しました。
これもご存知だと思いますが、毛玉が体内に長く滞留し、ガチガチに固まる前にツルルンと出してしまおう、というものです。
既に腸の中で、長く滞留していた毛玉(毛玉じゃなくても、内容物)が水分を失ってカチコチの状態の時にラキサを与えると、その内容物を油膜コーティングする働きをしてしまい、それが水を吸ってくずれて排出されるのをさらに妨げてしまう事があるそうです。
なので、あげるのは水を飲んだ後がベストで、深刻な毛玉症が疑われるときは、例え家にラキサがあっても、与える前に、お医者さんに行って、胃腸の状態を触診してもらって、処置を考えた方がいい、との事です。
うちの猫のラキサトーンへの反応。ラキサトーンがお嫌い?
猫のラキサトーンへの反応は猫それぞれ様々。
ラキサトーンの箱を開ける音を聞いただけでとんでくる猫ちゃんもいれば、
我が家の猫はラキサトーン大好きで、箱をカラカラ振る音だけで何処にいても飛んで来るし、
大っ嫌いで見向きもしない、逃げ出すという子も・・・
2匹とも、もう匂いを嗅いだ時点で、「うっ…」って顔をあからさまにして顔をそむけます。
普段あまりかいだことのないような香りだからでしょうか?
ほんと、面白いくらい露骨に嫌そうな顔をするんですよ(笑)
(うちのルーンちゃんにはまだ試していません)
初めは嫌がっても、いざ舐めさせれば美味しいことに気づいて次からは嫌がりませんよ~なんて口コミも見られたのですが、
うちのまりもちゃんに関しては、舐めさせた後の方がトラウマが増したようですw
くろくんも、ラキサトーンを箱から取り出した途端、「与えられる!!」と思うからか、即逃げしていました(^^;
ラキサトーンを食べないうちの猫にでも効果があった与え方
そんなラキサトーン嫌いの我が家の猫でも、ラキサトーンを食べさせることが出来た方法をご紹介します。
それは、
- 猫の前足の甲(足の裏じゃない方)にぬる
- 鼻と口の間の部分に塗る
という方法です。
少々正規の与え方とは違って新手なやり方かもしれませんが、これで問題なく、そして確実に与えることができました。
今もこの方法で与えています。
猫の前足の甲に塗るという方法ですが、まず、べとべとしたラキサトーンの液を、躊躇うことなくにゃんこの前足の甲に、チューブから垂らします・・・
そしたらにゃんこが
って感じで、綺麗になめて取り除こうとします。
そうすると、自然と摂取してくれるというわけですね。
猫は自分の体の汚れをなめて綺麗にしますから、「ラキサトーン=汚れ」と認識し、必ず、確実に舐めてくれます。
もしも、これで「おいしい・・・!」と思った猫ちゃんなら、その後は勝手に自分から寄ってきてラキサトーンを欲しがることでしょう。
そうなれば、指に出してなめさせてあげたり、お皿やスプーンに出してなめさせてあげればいいと思います。
うちの子は、なめてみたものの美味しくなかったようで、相変わらず手の甲にのせたり、荒業で与えています・・・
ただ、この方法の唯一の難点は、「部屋やものが汚れる可能性がある」という点・・・
前足にラキサトーンをつけると、その気持ち悪さから、一旦足をぺぺぺっとラキサトーンを降り落そうとします。
そのときに、ラキサトーンがその辺に飛び散りますww
なので、特に汚れてもいい場所や、まわりに何もない場所で手の甲に塗るのをおすすめします。
ねとねとした液体なので、布などにつくと結構厄介かと思います・・・
この難点さえ覚悟できれば、とても簡単でかつ確実に摂取させることができる方法ですので、おすすめです。
また、鼻と口の間くらいの場所にラキサトーンを塗るという方法もおすすめです。
「鼻につけてなめさせてあげるといい」と獣医さんに聞いたのですが、なんだか鼻にあのネバネバをつけて、鼻の穴に入ったらどうしよう・・・と思いまして、鼻と口の間につけることにしました。
矢印の先の赤い丸の部分です↓↓
この位置だと、ちょうどなめとりやすいかな~と思いまして。
口につけるのでも問題ないと思いますが、つけるときに位置をミスると、なめとれない場所についてしまってねちゃねちゃのままパニックに陥られても困るな・・・と思い、この位置につけて与えています。
これも、手の甲に塗ったときと同様、必ずなめとってくれます。
手の甲の時は、チューブから直接 on the hand!!!でよかったのですが、さすがに鼻のときは手に一旦ラキサトーンを出してから、鼻と口の間に手で塗っています。
この方法だと、先に説明したデメリット(その辺にラキサトーンをまき散らす可能性が高い)も少しはカバーできます。
よって、先ほどのデメリットを少しでも享受する可能性を低くしたい方は、コチラの方法をおすすめします。
これも、つける位置させしっかりロックオンすれば、正規の塗り方よりも、簡単で確実な塗り方です。
正規の塗り方は、指にラキサトーンをとり、猫の口をあけて上あごに塗り付けるという方法です。
初心者には少し難易度高めですよね・・・
他の飼い主さんの効果のあるラキサトーンの与え方
他の飼い主さんは、どのように猫ちゃんにラキサトーンを与えているかも、調べてみました。
- 鼻につけてなめさせる
- お湯でラキサトーンをといてゆるくし、注射器で吸い取って口の横から注入
- 上あごになすりつける
- 猫の上唇をぐいっとあげて、歯茎に直接塗る
正規の与え方(病院とかでもとられる手法)は、上あごに擦り付ける方式です。
この方法で上手く与えるコツを書いておられるのを発見したので、ご紹介しておきますね↓↓
ネコちゃんをお座りさせあ状態で、 上を向かせるようにもう一方の手でネコちゃんの口の両端を押さえます。
鼻筋を挟むように親指と人差し指指で口の端を押すと口が開きますので、正面からラキサトーンを乗せた指を入れます。
そしてそのまま上顎になすりつけましょう。
なるべく奥の方になすりつけると、飛ばされたりもなくなります。
舌に乗せてしまうとベロベロと出されてしまいますので必ず上顎になすりつけましょう。 なすりつけたら口を閉じさせたまま顎をさすりましょう。
注射器で吸い取って口の横から注入する場合は、猫は口を閉じていても、横の歯に隙間ができます。
なので、ここに注入すれば、無理やり口を開けたりせずに与えることができます。
歯磨きをするときと同じ要領で、口の横の皮膚をぐっと上にあげて、その隙間からゆっくり与えるといいです。
※一気に与えると、むせたりすると大変なので、ゆっくり様子を見ながら、です!
前歯の歯茎に塗るという方法は、上あごに塗る場合より少し難易度が下がるかもしれませんね!
食前・食後に与えない方がいいとのことでしたので、ご飯にまぜて与えるということは避けたほうがいいと思われます。
物理的には、一番やりやすい方法なんですけどね・・・
ラキサトーンにはツナ味やビーフ味がある?!スッキリンという代用品も?
なんと、ラキサトーンには、ツナ味やビーフ味もあるそうです!
ツナ味はこちら↓↓
ツナフレーバーは、ノーマルのものにツナのニオイが少し混ざったような感じだそうです。
うちも試してみます!
また、ラキサトーンと同じような効能が見込める商品には、「スッキリン」や「ペトロモルト」や「スタミノール」という商品もあるそうです。
それぞれ味も違うようなので、どちらか猫ちゃんが好きな方を与えるといいかもしれませんね。
全員がなめてくれて効果が期待できるものを探してこちらを購入。。 「スッキリン」ですね。。
こちらはペットショップなどでも売ってます。
これは嗜好性が高いのか(はっきり言って匂いはラキサトーンと何が違うのかわかりません。。)全員が大好きです・・
マタタビ効果がこちらの方が強いのかな?? ラキサトーンに比べると少しだけ硬めのペーストです。
ソマリのティエラは大好きすぎて大変です・・苦笑 抱えて離さないという暴挙にでます。。
■スッキリン
■スタミノール
どうしてもうまく食べてくれない場合は・・・
どうしても難しい場合は、毛玉ケアの方法を変えてみるしかないかもしれませんね。
無理やりあげてみても、猫ちゃんは賢いので、きっと逃げてしまうでしょう。
その場合は、毛玉ケアのできるフードにかえてあげたり、毛玉ケアのできるおやつを与えたりして、便秘や毛玉を吐くことを防ぐといいかもしれませんね。
うちの子がたべている毛玉ケアのおやつはこちら↓
味もなかなかおいしいようで(シーバみたい)着色料や保存料もなく、安心安全なものです。
レビューや詳しい説明はこちらの記事で書いていますので、気になる方は是非ご覧ください♪
おすすめ!猫の毛玉ケア・歯磨き等に効果有!猫が貪り食う安心安全のおやつ│アニモンダのミルキースクランキービッツ
まとめ
いかがでしたでしょうか? ラキサトーンに関するいろいろな疑問に対して答えてみました!
ラキサトーン嫌いのうちの猫でも食べてくれる(いやいやですが)方法も是非参考にして頂ければ嬉しいです。
毛玉問題は一生付きまとう話なので、ラキサトーンなどのお薬を使いながら、うまく付き合っていけるといいですね!
■ラキサトーン
■スッキリン
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