こんにちは。相変わらず猫大好き諭吉です。
そもそも猫ちゃんに肉球ってなんでついてるんでしょう?同じ哺乳類である人間にはないのですが、なくてはならないものなんでしょうか・・・
今日は肉球の大事な役目や働きに焦点をあてていきたいと思います!
ゆきち
あれはいったいなにでできてるんやろうね?
今日はその謎を解明していくで~!
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肉球ってどんな形?
多くの方は肉球ってどんなもの?ときくと容易にイメージできるかと思いますが、簡単に説明致します。
①は手根球といいます。少し上のほうについています。これは基本的に前足にしかありません。「豆状骨」と呼ばれる小さな骨を守るためにあると言われているそうです。
②は掌球といって、人間でいういわゆるてのひらの部分です。
③は指球といいます。字のごとく指に1つずつついています。矢印はついていませんが、親指辺りの付け根にもピンク色のところがありますね。これは狼爪といって、これも基本的には猫の前足にしかありませんが、まれに後ろ足にもある子もいるそうです。
後ろ足で②の部分を足底球、後ろ足で③の部分は趾球と、呼び名がかわります。
猫の肉球ってナニでできてるん?
猫ちゃんのぷにぷにぷりぷりとした肉球。
とっても触り心地がいいですよね。
ゆきち
正確にいうと、脂肪と弾性繊維というもので出来た組織です。
表皮は角質層で覆われていて、その層の下が弾性線維と脂肪。
弾性繊維とは、お肌の張りを保つ物質で、弾力性と伸長性に優れています。
実は我々人間の手のひらや足の裏も同じ組織でできているのだそう!
あんなに柔らかくてぷにぷにはしていないのになぁ・・・材質が同じとはいえ、可愛さは全然違う・・・(笑)
でも、言われてみると確かに、心なしか肉球に近いものも感じませんか?
ぷにぷにまではいかなくても、弾力があります。
その肉球は他の部位に比べると、厚めの皮で覆われて守られています。
肉球以外の皮膚の厚さはわずか0.02~0.04㎜なのに対し、肉球の皮膚の厚さは約1㎜。
そのおかげで肉球は摩耗しにくくなっていて、万が一摩耗してしまったとしてもすぐに新しい細胞ができるのだそうです。
肉球には、感覚神経や血管が張りめぐらされていて、デリケートな部分だからでしょうかね。
猫の肉球って何であるん?
ぷにぷにした肉球の正体がわかったところで、次は肉球の役割について知っていきましょう。
もちろん体の臓器や部位に存在する意味があるように、肉球にもちゃんと存在しなければならない大切な理由があります。それは人間に触られるため、ではありません(笑)(それも立派な存在意義ですが!)
ゆきち
- 足音を消すため
- 滑らないようにするため
- 衝撃を吸収するため
- 体温の調節のため
- 自分の身を清潔に保つため
- 危険を察知するため
- ものをうまくキャッチするため
- 肉球の汗腺から汗を出してマーキングするため
ここに挙げただけでも、かなりたくさんの役割がありますね!
猫ちゃんは肉球を持つことで、地面の凹凸に応じて密着できるようになっているので、無音で移動することができます。
こうして音を消すことで、相手に気付かれずに逃げたり、獲物を捕まえたりすることができるのです。
ただ、うちの猫たちがフローリングの床の上を歩く音をよーく聞いてみると、「にちゃにちゃ」と肉球で地面を踏みしめる音が聞こえます・・・(笑)かわいい♡
そんなフローリングでも滑らないようにするために肉球がついています。
走ったりしても滑って足を痛める危険も少ないです。
ただ、うちのロシアンちゃんは遊んでいる際、フローリング上で「ズサーッッ!!」とすさまじいスライディングを決め込むことが多いのですが、摩擦で肉球を火傷をするのではないかといつもヒヤヒヤしています・・・
ロシアンちゃん
肉球を触ってみてもその柔らかさがわかる通り、高いところから降りたり上ったりするときの衝撃を和らげるクッション的な役割も果たします。
しかも、肉球で汗をかくこともできるんです!
猫ちゃんは人間のように体のあちこちに毛穴があって汗を出すことができる生き物ではありません。
汗を放出できるのは、この「肉球」のみ。しかもこの汗のおかげで、肉球の滑り止めとしての役割もさらに強化できます!
うちのしろくろくんは、かなりの人見知りで、実は最近一緒に暮らすようになった諭吉にはまだ心を開いていません。
たまに捕まえて抱っこしたら、若干肉球が湿っていることも。
もしかしたら、緊張のせいで手汗をかいているのかなあ~!?
しろくろ
肉球の役割はまだまだ留まるところをしりません。
肉球には感覚神経があるので、触覚や温度にとても敏感です。
その上、肉球の周りにある毛は、センサーの役割をするほどの高感度!
なので、猫ちゃんは歩くことで危険を察知したり予測したりできるのです。
そして肉球でものを挟むことでモノを捕まえやすくしています。しかも肉球が湿っていると、なおキャッチしやすいです。
猫ちゃんはたいへん綺麗好きですが、顔をなめて掃除することがどうしてもできません。
そんな時は、自分の舌で肉球をなめてしめらせ、そこで顔をゴシゴシと掃除します。「猫が顔を洗う」という表現をされる仕草ですね。
こうすることで、顔についたホコリや汚れを綺麗に取り除くことができるのです。
その上、舌の届かない場所へのマーキングをすることもできます。
自分の愛猫の肉球のにおいをかぐのが好きな飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
私も実はそのうちの1人です(笑)
うちのロシアンちゃんは手を触られるのが大の苦手なのですが、ついつい鼻に手を当ててにおってしまいます(笑)
これは彼らのマーキング用フェロモンのせいなのでしょうかね。
猫ちゃんの肉球は驚くほど多機能なのですね~!
(本日の参考文献:「Catchu」さん、「ねこちゃんホンポ」さん、「ペット情報館」さん)
まとめ
- 肉球には大事な役割がある
- 猫の肉球は脂肪や弾性繊維でできている
- 猫ちゃんによって肉球の数が異なるかも?
いかがでしたか?
猫ちゃんの可愛い肉球は、人間にとって癒しグッズ(?)なだけではなく、猫ちゃんが暮らしていくうえでちゃんと大切な役割を担っているのだということがよくわかりました。
大切な肉球を毎日ケアしてあげて、よい肉球状態を維持してあげましょう^^
きょうも きみのにゃんこポイントが 1ポイント あがった!